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市役所が当協会を推薦してくれました

2016.06.14

 当協会には、「市役所の消費生活センターから紹介されました」という方からの相談が全国各地から時々舞い込みます。

今月の1日に相談があった方もそんな一人です。埼玉県某市にお住まいの主婦A子さんは、現在ご利用中のガス会社とトラブルを抱えていて、どう解決して良いかわからず市役所に電話しましたが、市役所の消費生活センターの担当者から「このような相談なら、一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会に相談してみたらどうでしょう?」と言われということで、お問い合わせをいただきました。

A子さんの相談はこんな内容でした。5月のある日、A子さんの自宅にプロパンガス訪問販売のB社セールスマンが尋ねてきたのです。そのセールスマンの提示した価格は、基本料金=1,500円、従量単価=250円でした。これで計算すると、A子さんが現在支払っている月額料金と比較して半額ほどに安くなります。

検針表を基に、現在のガス会社の料金を電卓ではじいたセールスマンからは、「基本料金を1,500円として計算すると従量単価が512円になり、これはとんでもなく高いです」と言われたそうです。

その料金に魅力を感じたA子さんがすぐに委任状に署名・捺印をしてガス会社変更を申し込んだところ、工事を翌日に控えた日に現在のプロパンガス会社の担当者Cさんが訪問してきてこう言いました。

  • 「B社の提示した料金では会社として利益は出せないので、赤字になってしまう」
  • 「赤字ではやっていけないので、半年もしたら必ず値上げされる」
  • 「値上げは断続的に行われ、数年で高くなってしまう」
  • 「当社も同じ基本料金1,500円、従量単価250円まで下げます」
  • 「ぜひ継続利用をお願いしたい」

A子さんとしては、Cさんの言うことも理解はできたが、それ以上に大きな不審感がありました。それは、「同じ価格にまで下げることができるなら、どうして今までこんなに高かったのか?」という素朴な疑問です。

そこでA子さんは、仮にCさんの言う通り値上げされたとしても結局は自己責任なのだから構わない旨を説明し、一度は帰ってもらった。しかし翌日以降も追い返しても追い返しても訪問してくるのでほとほと疲れてしまったのです。前回来た時には、ドアに革靴を差し込んで閉められないようにした上で、恐喝まがいのことを色々言い出すので思わず怖くなり、「警察を呼びますよ!」と口にしてしまったそうです。

そこで当協会がアドバイスした点は以下の3点です。

  1. 本当は、訪問セールスの会社ではなく、現在の会社でもない"当協会の優良会員ガス会社"へ変更するのがベストだが、精神的に疲れ切ってしまったA子さんにこれ以上の精神的負担をかけさせるのは酷なので、取り敢えず訪問セールスの会社に変更して様子を見ることをお奨めした。
  2. 現在の会社の担当者が訪ねてきても、対応は避ける
  3. 半年ほどで値上げされる可能性はかなり高いので、その際電話をいただければ不透明な値上げをしない優良会社をご紹介する。

ということでご納得いただきました。

一般的にプロパンガスの切替時には、時々このようなトラブルが起こるようですが、当協会がご紹介する際には滅多にトラブルは起こりませんからご安心ください。