プロパンガスの意外なメリット
あなたは、プロパンガスのメリットと言えば、何だと思いますか?
「火力が強いので炒め物などが美味しくできる」とか「震災時でも短期間で復旧ができる」、「山間部でも設置できる」などを思い浮かべた方は多いのではないでしょうか。でも、もう一つ意外なメリットがあります。
それは、「ご飯が美味しく炊ける」ことです。
4月21日の日曜日の朝、広島県廿日市市に中古住宅を購入し、転居を計画しているHさんから、「適正価格のガス会社を紹介して欲しい」という相談がありました。転居先の家は新築当初はプロパンガスだったようです。現在の持ち主はオール電化にリフォームしていて、それをHさんが再度プロパンガスに戻したいとのご希望でした。
オール電化からプロパンガスに戻す相談の中では、「調理がやりやすいから」という理由はよく聞きますが、今回は「美味しいご飯を食べたいから」という理由でした。
実は、私には長い間疑問に思っていたことがあります。私の妻の実家は栃木県の農家です。私と私の子供たちが小さい頃、連休やお盆、お正月には栃木でよく過ごしたものです。そして、ご飯がもの凄く美味しかったのです。一粒一粒がキラキラ輝いていて、まさに銀シャリでした。
帰りにはいつも「ササニシキ」の玄米を30kgの袋でお土産にいただき、精米して自宅で食べるのですが、全然美味しくありません。
その原因ですが、最初は"水"に疑いをかけました。そして、栃木の実家の井戸からくみ上げる水道水を、大きなポリタンクで持ち帰って試しましたが、結果は同じでした。
それから何年も経ったある日、渋谷の寿司屋さんでランチを食べた時、シャリが驚くほど美味しかったので、どんな炊飯器でご飯を炊いているのかと、思わず店員さんに尋ねたのです。
店員さんの答えは、私が薄々気付いていた通りでした。「ガス釜で炊いた」のだそうです!そうだったのですねぇ。電気とガスの差がこれほどもあったとは!
今回、広島県廿日市市のHさんがオール電化からプロパンガスに変更しようとしている気持ちは大変良くわかります。
一度ガス釜で炊いたご飯を食べたら、電気釜で炊いたご飯は食べられません。Hさん、大事なことを思い出すキッカケをありがとうございます。
ちなみに、現在の我が家は私が数年前から夕食にご飯を食べないようになって、それを奥さんもマネしているため、来客でもないとご飯を炊くことがないのです。
夕飯にご飯をやめた理由ですが、私も奥さんもご飯が大好きで、つい食べ過ぎてしまうのです(笑)