プロパンガスの契約方法を解説します
プロパンガス会社はどこと契約するべき?安くて良心的なガス会社と契約する方法を伝授!ここでは新築・中古物件購入、引っ越し後の新規契約から、現在お住まいのご自宅でガス会社を乗り換える方法まで、ガス業界のプロが徹底解説いたします。
ガス代最大50%安く!
プロパンガス契約3つの注意点
まず、プロパンガスの新規契約方法ですが、一般的には以下の流れになります。
プロパンガス新規契約の流れ
- ① 近くのプロパンガス会社・営業所を探して選ぶ
- ② ガス会社が見つかったら連絡をしてガス開栓の希望日を伝える
- ③ 当日、プロパンガスの開栓・工事に立ち会う
- ④ 最後に契約書に署名・捺印して終了(30~40分ぐらい)
このように契約自体はまったく難しくありません。実際、このような方法で契約したという家庭がほとんどです。
しかし、ここにはある"落とし穴"がひそんでいます。
それは、一番最初の「ガス会社選び」の失敗でガス料金を繰り返し値上げされ続けることです。
気付きにくい上に、家計を圧迫する非常に危険な落とし穴です。
消費者自身で値下げ交渉を持ち掛けてもほとんどの場合は、話すら聞いてくれないか、一度は値下げに応じるも、またすぐに値上げをするガス会社が大多数。
やむを得ず別のガス会社の乗り換えようとしても、既存のガス会社はあらゆる手段で、乗り換えを阻止しに自宅まで来ます。
つまり、「ガス会社選び」は超重要ということ。
では、どのようにガス会社を選べば良いのか?
次の3つのケースの注意点に気を付けましょう。
新築一戸建ての場合
一戸建てを新築する場合、建築会社や工務店にガス設備の工事を任せているという方が多いと思いますが、それはおすすめできません。
なぜなら建築会社や工務店に丸投げすると、提携先のガス会社と結託して、本来、建築会社が負担すべき設備を、施主負担にさせられます。
また、着工後のガス会社の変更、ガス設備の取り換えは非常に難しく、大幅な費用のロスにつながりますので、家を新築する場合のガス会社の選定は必ず着工前に済ませておくのがベスト。
<関連記事>:新築時のプロパンガス会社選びは建築会社に任せるな!
中古一戸建ての場合
中古物件購入時に注意しなければならない点は、以前の物件所有者が使っていたガス設備が住宅の敷地内に残っているケース。
このような場合、新しい物件所有者がそのガス会社を継続利用してしまうことが多いのですが、これはおすすめできません。
それまでの所有者が利用していたからといって、そのガス会社が不透明な値上げをしない良心的なガス会社とは限らないからです。
したがって、中古物件の購入前に契約書をよく確認し、ガス会社の契約内容は特に注意!
<関連記事>:中古住宅を購入する方
別のガス会社へ乗り換えの場合
現在のお住まいで別のガス会社へ乗り換えるときに、引き起こすトラブルの原因は、消費者自身で直接ガス会社に、解約手続きをすることです。
プロパンガス会社は、あなたが他社へ乗り換えるとわかったとたん、営業がアポなしでいきなり自宅に訪問し、何時間も引き留めようとします。
気を付ける点は2点。
①撤去費用が発生するケース
- 基本的には、一部例外を除いて消費者が撤去費用を支払う義務はありません。
- ガス設備の撤去は新しいガス会社が行い、それまで利用していたガス会社に返却してくれます。
- 消費者は撤去費用の支払いどころか、ほぼ何もする必要はありません。
②違約金が発生するケース
- 現在のガス会社とガス設備費(ガス配管工事費や給湯器代など)の「無償貸与契約」を結んでいる場合は、契約期間内に解約してしまうと、違約金を支払う義務が発生します。
ただし、違約金が発生したとしても、あきらめるのはまだ早いです。
違約金の金額によっては、乗り換え先の新しいガス会社が、違約金を肩代わりしてくれます。
戸建てにお住まいで違約金が気になる方は契約書を読み直すか、現在利用しているガス会社に問い合わせて、残債があとどのくらい残っているのか確認してみましょう。
<関連記事>:プロパンガス解約時の手数料と違約金はいくら?
優良なプロパンガス会社を選ぶポイントは?
優良なプロパンガス会社を選ぶポイントは大きく3つあります。
優良なプロパンガス会社を選ぶポイント
- ポイント1:不透明な値上げをしないこと。
- ポイント2:保守・保安がしっかりしてること。
- ポイント3:適正価格であること。
詳しく見ていきましょう。
不透明な値上げをしない
正当な根拠(原油価格の高騰や急激な円安など)があっての値上げ(高騰した分の値上げ)は仕方のないことです。
良心的なガス会社はごく少数ながら、値上げしても、原油価格が下落すればきちんとその分値下げしてくれます。
反対に、
- ・ことあるごとに値上げを繰り返す
- ・必要以上に値上げをする
- ・値下げは一切しない
このようなガス会社は"優良"とは言えませんよね。
保守・保安がしっかりしてる
いくら適正価格で、不透明な値上げをしないガス会社でも、保守・保安をおろそかにしていると、万が一トラブルが発生したときにきちんと対応してもらえません。
- ・安心の365日24時間体制でガストラブルをサポート
- ・定期的な保守管理とともに、要望に応じてスピーディーに各機器の安全チェック
- ・保守点検は、保安規定に応じて入念なテスト・点検を実施
優良ガス会社は安全管理が万全で、いざという時はとても頼りになります。
<関連記事>:保安面と夜間・休日対応の良い会社を選ぶ
適正価格である
「適正価格」とは、「プロパンガス料金消費者協会」が独自に考案し、毎月更新されるサウジアラムコ社のCPや石油関連の為替レートの値動きに沿って算出した「プロパンガスの適正水準価格」のことです。
適正価格は平均価格(エネ研・石油情報センターが公開する都道府県別LPガス料金の平均値)と比較して、平均30%安くなっています。
<関連記事>:プロパンガス料金の適正価格 2022
<関連記事>:CP速報
✔今のガス会社のガス料金は"適正"ですか?
✔先月のガス料金は"いくら"でしたか?
今すぐガス料金自動診断で、チェックしてみてください!
結果は30秒で確認できます!
ガス代最大50%安く!
ここから最重要ポイントです!
優良会員ガス会社の無料紹介
協会独自の厳正な審査を通過した、優良会員ガス会社の中から、消費者のニーズ、安全面、生活スタイルにあったベストな1社を厳選し紹介しています。
なぜ1社しか紹介しないの?
簡潔にいうと消費者を迷わせないためです。
何社も紹介したところで、どれにしようか迷ってしまい、結局時間を無駄にしてしまいますよね。
ベストな1社を紹介することで、探す手間がはぶけて、より効率的で楽に乗り換えられます。
<関連記事>:優良ガス会社の無料紹介
ガス料金見守り保証
会員ガス会社と協会の間で契約を締結しており、値上げは許可制にしています。
したがって、協会の許可なしで"勝手に値上げをする"ことはありえません。
しかし、万が一の保証があってこそ、本当の安心だと思いますので、協会では「ガス料金見守り保証」制度を設けています。
<関連記事>:ガス料金見守り保証
協会はガス会社乗り換えの先駆者
「プロパンガス料金消費者協会」は2009年当初はNPO法人として設立され、これまで13年間でプロパンガス料金の相談実績は累計10万人越え。
今や、協力プロパンガス会社数は全国(沖縄県を除く)に約130社(支店・営業所の総数は1,450か所/2022年12月調べ)に規模を拡大してきました。
これまで積み上げてきた信頼と実績、それに基づく自信があります。
<関連記事>:協会の概要
なぜ全て無料でできるのか?
協会の運営資金はすべて協会の会員ガス会社からの毎月の会費で運営しています。
したがって、協会へお問い合わせのすべての消費者からは、相談料、紹介料などは一切いただいておりませんので安心してご利用ください。
<関連記事>:協会の運営資金について
問い合わせから契約までの流れ
消費者の方にしていただくことはこの4ステップだけです。
- STEP①協会に問い合わせをする
- STEP②新ガス会社への変更に同意する
- STEP③委任状に署名・捺印をする
- STEP④切り替え工事に立ち会う
あとは経験豊富な協会スタッフと新しいガス会社に任せましょう。
面倒な手続きがないのでとてもラク!
さくっとガス会社を変更して、らくらく生活で浮いたガス代でお買い物や旅行にいくのもありですね!
<関連記事>:プロパンガス会社変更の流れ
- A.{{ item.num }}
プロパンガスの契約方法を解説しますまとめ
プロパンガス契約3つの注意点とは?
プロパンガスの乗り換えは簡単です。しかし、そこには思わぬ落とし穴が。消費者の9割がハマるというこの罠とはいったいなんなのか。ハマらないためにはどうすれば良いのか。詳細はこちら。
優良なプロパンガス会社を選ぶポイントは?
優良なガス会社の定義は3つ。適正価格であることと、不透明な値上げをしないこと、そして保守・保安がしっかりしてることです。適正価格とはいくら?不透明な値上げとはいったいどういう値上げのこと?保守・保安とは? 詳細はこちら。
新規契約や乗り換えをラクにする2つの特典
プロパンガス料金消費者協会は「優良会員ガス会社の無料紹介」と「ガス料金見守り保証」のサービスで消費者のガス会社契約をサポートしています。めんどくさい手続きは消費者にはさせない仕組みです。2つの特典の詳細はこちら。
この協会は信用できるのか?
サービスがすべて無料でできている理由とは。協会のこれまでの実績や、実際の利用者の声をご覧ください。詳細はこちら。
この記事の執筆者
WEBライター
Majikina
プロパンガス料金について日々発信しているひと。
多くの消費者の皆さんに向けて、プロパンガス料金の仕組みについて、良い気付きやヒントが得られるような、役立つ情報の発信をしていきます。
プロパンガス料金消費者協会
- ・1950年
- 群馬県伊勢崎市生まれ。
- ・1980年
- ソード株式会社(後の東芝パソコンシステム株式会社)に入社。
- ・2010年
- 一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会を設立して理事に就任。
- ・2011年
- 同代表理事に就任。現在に至る。
- ・2023年
- BSテレビ東京「マネーのまなび」で、不透明なプロパンガスの料金について取材を受け、番組内で解説。
設立当時、プロパンガスは都市ガスに比べて約1.8倍も高い状況にも関わらず、消費者が相談できる団体は皆無であった。そこで、鈴木は消費者の立場に立って、不透明なガス代について料金面から取り組む団体として協会を設立した。
それまで存在しなかったプロパンガス料金の“適正価格”の設定に奔走。大手供給業者の賛同を得て、設立10年足らずで”適正価格“を共通言語として全国展開を達成し、130社以上のプロパンガス会社とパートナー契約している。
現在はプロパンガスの”適正価格“の指標になる「CP速報」を毎月執筆し、ガス料金の適正価格での供給に貢献している。
プロパンガス料金消費者協会からのお知らせ
ガス料金削減コンサルタント、Webデザイナー・コーダー募集中!
一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会では、当協会の活動に必要なスタッフを募集しています。
詳細はこちらのURLをご覧ください。
https://www.propane-npo.com/recruit/