異常に高いガス代を確実に安くする方法
異常に高いガス代に愕然としている!こんな思いを持つ人は多いはずです。しかし、ガス代の節約に関心はあっても実際にガス代削減に成功した経験のある人は少数派です。今回は高いガス代を確実に安くする方法を知り、是非実践してみましょう。
『ガス会社変更』こそガス代を安くする近道
LPガスを利用しているけれど、毎月のガス代が高いとお悩みではありませんか?公共料金だと勘違いし、どうしようもないとあきらめている人もたくさんいます。
このような思い込みでLPガスを使っているとすれば「ガスを使う量を節約するしかない」「地域ごとにガス販売店は決まっている」「この辺りは田舎だからガス代が高いのは仕方ない」とあきらめている利用者も多いはずです。
平均するとプロパンガス料金は都市ガスのなんと2倍も高いことが知られています。同じガスというエネルギーでも、都市ガスとLPガス料金にこんな差があることに疑問を持つべきです。何とかしたいと思いませんか?
節約といって、まず思い浮かぶのは「お風呂に入る回数を減らす」「シャワーをこまめに止める」「お湯は使わない」程度でしょう。残念ながら、日々のガス使用量を減らす程度では、月額料金で見ても大きな節約効果は期待できません。
では、どうしたらいいの?そんな方に朗報です。
異常に高いガス代を確実に安くする方法があります。それはズバリ「ガス会社の変更」です。ここからはガス代が高い理由と、具体的なガス会社変更の方法について説明していきます。
ガス販売店ごとにガス料金が異なる
現在のガス代が異常に高い!その理由は単純です。今使っているLPガス販売店の料金設定が高いからです。
LPガスの料金は都市ガス・電気などの認可・届出料金と異なり、ガソリンや灯油などと同じく自由料金です。そのため、料金制度もLPガス販売店が自由に決定できます。
また、利用者との契約内容によって異なる料金制度を適用することもできるので、同じLPガス販売店を使っているご近所の方とガス単価が違う可能性も十分あります。
さらに、ガス販売店は原油価格が高騰すると即座に値上げを実施しますが、逆に値下げの時期が来てもなかなか値下げを実施しないのが実態です。
それでも法的に違反とはなりませんから、LPガス販売店は値上げを繰り返すことができるのです。その結果LPガス料金は毎年グングンと上がってしまうことになります。
<関連記事>:ガス会社は値上げに敏感値下げに鈍感
消費者が知らないLPガス業界の習慣
LPガス業界というのは、一般消費者にほとんど知られていない特殊な業界です。競争原理が正しく機能せず、悪しき習慣が残っているのも事実です。LPガス利用者であれば、業界の実態を知っておくとよいでしょう。
<関連記事>:プロパンガス業界最新状況と特有の悪習あるあるとは?
LPガス業界はガスを家庭用の燃料として供給し始めた1953年頃から現在に至るまで、LPガス販売店同士がお互いの顧客を取り合わないルール(価格協定)を設け価格競争を避けてきました。
近年、ようやく関東地方や東海地方を中心に競争が生じ、ガス単価は少しずつ下がってきましたが、地方に行けば行くほど保守的な環境が残っているのが現状です。ガス料金が高い最大の原因はこの業界の体質にあるのです。
また、違和感があることとしては、プロパンガスは自由料金のためLPガス販売店によって料金差があるにもかかわらず、LPガス販売店から消費者に向けての料金に関する情報発信がまったくありません。
<関連記事>:プロパンガスは公共料金ではありません!
新聞やテレビでも原油高騰に伴うガソリンの値上げ報道はあっても、LPガスの値上がりに関しての報道は見たことがないというほど少ないのではないでしょうか。
このことも影響して、いまだにプロパンガスが公共料金だと誤解している消費者が多いようです。こうしてガス料金の比較もしない、クレームもいわない消費者をよそに、LPガス販売店は都合よく高額料金を設定して利益を得てきたわけです。
いかがですか?初めてこの事実を知り驚いた方も多いことでしょう。
消費者の責任でLPガス販売店を自由に選択できます。今のガス料金に不信感をもった方は、LPガス販売店の変更をすることでガス代を大幅に安くすることが可能です。
ただし、個人でのガス会社変更には十分注意が必要です。契約後の不当な値上げがないことの確約は取れないので、LPガス販売店の良し悪しを一消費者が見抜くのは極めて難しいことです。
では次に、多発する悪質な勧誘セールスについて紹介します。
安値での勧誘セールスには注意が必要
ここ数年、一般家庭を回る安値での勧誘セールスが横行しています。強引な勧誘がもとでトラブルとなるケースが報告されているので、以下の点で注意が必要です。
- 200円台前半の極めて安いガス料金は、いわゆる「売り込み価格」といって要注意です。安値の根拠を確認しましょう。
- 約束された料金やサービスがいつまで続くのかをしっかり確認し、契約書などの記載状況を必ずチェックしましょう。
- 保安点検の実施方法や解約方法などを確認しましょう。
すぐに契約せず、家族にも相談するなど慎重に検討してから決めてください。ガス勧誘セールスがしつこくて「いりません」と断っても居直られ、なかなか帰ろうとしない業者もいます。
大変迷惑し怖さも感じる勧誘行為を受けた場合は、最寄りの警察署に連絡しましょう。しつこい勧誘は特定商取引法で禁じられています。勧誘業者名と担当者の氏名を必ず確認してください。
なお、しつこい勧誘は特定商取引法の禁止行為(第6条)にあたり、同じ会社の者であれば、訪問者が入れ替わっても、特定商取引法上の違反行為(第3条の2:再勧誘の禁止)に抵触します。(参考:一般社団法人全国LPガス協会より抜粋)
LPガス販売店を変更するメリット
先に述べた通りLPガス業界は非常に特殊です。それゆえに個人でガス販売店の良し悪しを見抜くのは極めて困難です。ほとんどの場合、契約した後に不透明な値上げが繰り返されてしまうでしょう。
それに対して、プロパンガス料金消費者協会が紹介するガス会社は「原油の高騰や為替レートに大幅な変動がない限り値上げをしない」ことを誓約しているので、契約後の不透明な値上げの心配がありません。
協会はすべての消費者がLPガスを適正価格で利用することを目的に設立した一般社団法人です。確実に安い料金でLPガスを使えるような仕組みを確立しているので安心です。紹介料・手数料は一切無料ですから相談してみましょう。
約30~40%もガス料金が節約できる
LPガスの平均価格をご存知ですか?日本エネルギー経済研究所「石油情報センター」のサイトでは、都道府県別のLPガスの平均価格が公表されています。
多くのLPガス販売店はこの平均価格よりも自社が安いことをセールストークにしていますが、実は平均価格だからといって安心はできません。
その理由は、平均価格とはLPガス販売店同士が談合して決めた高値料金の平均値だからです。これに対して協会が定めた適正価格は、都市ガス並みを実現した価格です。
現に協会経由でガス販売店を変更すると、平均価格よりも約30~40%ガス料金が抑えられるという実績数値が出ています。
<関連記事>:プロパンガス代を年間8万円節約する究極の方法10選!
料金保証があるから値上げの心配が一切なし
「ガス料金見守り保証」は、契約後に不透明な料金値上げがなく、継続的に適正価格でLPガスをお使いいただけるように、協会が独自に実現した保証システムです。
原則として協会が紹介したガス販売店は不透明な値上げを行いませんが、それでも万一、不当な値上げが発覚した際には紹介した協会の責任としてガス販売店に対して元の料金に戻すよう利用者に代わって対応する仕組みです。
<関連記事>:ガス料金見守り保証
ガス販売店の変更手続きは簡単!手間いらず
協会では、優良ガス会社の紹介から変更手続きまでを一貫してサポートします。現在のガス会社への解約手続きなどの面倒な作業は、新しいガス会社が代行しますので手間なくLPガス販売店の変更が可能です。
お申し込み後2~3週間程度で新しい販売店を利用することができます。ガス会社変更の流れについては、下記ページからもご覧いただけます。
<関連記事>:プロパンガス会社変更の4つの手順とトラブル回避策
大事なことは現状を知ることです。LPガス利用者の皆さんにとって、LPガス業界の実態や安値勧誘セールスについて知ることは、必ずいざという時の役に立つはずです。
特にLPガス業界は、他業界と比べてとかなり時代遅れだと感じたのではないでしょうか。これは、長年にわたる不適切な取引慣行が原因です。ここ数年で電気、都市ガスの自由化が始まり、エネルギー事業者間の競争も本格化してきました。
さらにLPガス販売店変更も世に知られるようになったことで、LPガス業界は今まで通りに商売をしていくことが難しくなってきているはずです。
とはいえ、全国的にLPガス業界の悪しき習慣が排除され、公正な価格競争が実現するまでには、まだまだ時間がかかるのではないでしょうか。
「異常に高いガス代を確実に安くする方法」は、何といっても信頼できる仲介のプロに依頼してLPガス販売店を変更することにつきます。
LPガス代が高くてお困りの方は、プロパンガス料金消費者協会に相談することが、問題解決への近道になるはずです。
異常に高いガス代を確実に安くする方法まとめ
ガス販売店ごとにガス料金が異なる?
LPガスの料金は都市ガス・電気などの認可・届出料金と異なり、ガソリンや灯油などと同じく自由料金です。そのため、料金制度もLPガス販売店が自由に決定できます。詳細はこちら。
消費者が知らないLPガス業界の習慣とは?
LPガス業界というのは、一般消費者にほとんど知られていない特殊な業界です。業界の実態をこちらでお届けします。
安値での勧誘セールスには要注意?
ここ数年、一般家庭を回る安値での勧誘セールスが横行しています。強引な勧誘がもとでトラブルとなるケースが報告されているので、こちらのような点で注意が必要です。
LPガス販売店を変更するメリットとは?
LPガスの料金を適正価格で使用するためにも変更することは大きなメリットがあります<。詳しくはこちらで解説します。
プロパンガス料金消費者協会
- ・1950年
- 群馬県伊勢崎市生まれ。
- ・1980年
- ソード株式会社(後の東芝パソコンシステム株式会社)に入社。
- ・2010年
- 一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会を設立して理事に就任。
- ・2011年
- 同代表理事に就任。現在に至る。
- ・2023年
- BSテレビ東京「マネーのまなび」で、不透明なプロパンガスの料金について取材を受け、番組内で解説。
設立当時、プロパンガスは都市ガスに比べて約1.8倍も高い状況にも関わらず、消費者が相談できる団体は皆無であった。そこで、鈴木は消費者の立場に立って、不透明なガス代について料金面から取り組む団体として協会を設立した。
それまで存在しなかったプロパンガス料金の“適正価格”の設定に奔走。大手供給業者の賛同を得て、設立10年足らずで”適正価格“を共通言語として全国展開を達成し、130社以上のプロパンガス会社とパートナー契約している。
現在はプロパンガスの”適正価格“の指標になる「CP速報」を毎月執筆し、ガス料金の適正価格での供給に貢献している。
プロパンガス料金消費者協会からのお知らせ
ガス料金削減コンサルタント、Webデザイナー・コーダー募集中!
一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会では、当協会の活動に必要なスタッフを募集しています。
詳細はこちらのURLをご覧ください。
https://www.propane-npo.com/recruit/