高いプロパンガス代は追い焚きやお湯張りのせい？
プロパンガス代が高いのは追い焚きのせいなのでは？と様々な節約方法を模索している方に必見です！追い焚きとお湯張りの場合でプロパンガス代がどれくらい違うのか比較していきます。また、グンとガス代を節約する方法もお教えします。
追い焚きの1日のプロパンガス代
追い焚きの場合、1日にかかるプロパンガス代計算の条件は以下とします。
- プロパンガスの熱量(カロリー)は24,000kcalとする
- 浴槽内には残り湯が水温と同じ17℃（東京都年間平均）まで下がったものが200Lあるとする
- 追い焚きする場合の一般的な給湯器の熱効率75%で計算
- お湯を沸かすだけなので水道代は不要
- プロパンガスの従量単価はエネ研・石油情報センターが公開する東京都の平均価格（2022年6月現在）
その結果はこちらです。
(40℃-17℃)×200L÷(24,000kcal×熱効率75%)×602円(プロパンガス単価)
追い焚きの1日のプロパンガス代＝154円
お湯張りの1日のプロパンガス代+水道代
お湯張りの場合の条件はこちらです。
- 浴槽にすべて新しいお湯を張り替えるので水道代も必要
- 水道水の水温17℃（東京都年間平均）として新たに自動お湯張りで給湯する場合の熱効率80%として計算
- プロパンガスの従量単価はエネ研・石油情報センターが公開する東京都の平均価格（2022年6月現在）
- 水道代は東京都水道局料金表から概算
その結果はこちらです。
【プロパンガス代】
(40℃－17℃)×200L÷(24,000kcal×熱効率80%)×602円(ガス単価)＝144円
【水道代】
0.2円×200L＝40円
お湯張りの1日のプロパンガス代+水道代 ＝184円
追い焚きとお湯張りのプロパンガス代+水道代比較
仮に、追い焚きを2日に1度すると仮定して1週間の比較を行ってみます。
- ・お湯張り（1日）
- （ガス代のみ）＝144円/日
- （ガス代+水道代）＝184円/日
- ・追い焚き（1回）
- （ガス代のみ）＝154円/回
| お湯張り | 追い焚き（2日に1回） | 差 額 | |
|---|---|---|---|
| プロパンガス代のみ | 144×7=1,008円 | (144×4)+(154×3)=1,038円 | 30円 |
| プロパンガス代 + 水道代 | 184×7=1,288円 | (184×4)+(154×3)=1,198円 | 90円 |
追い焚きとお湯張りの場合でどれくらいプロパンガス代+水道代が違うのか、表したグラフがこちらです。
このように、プロパンガス代だけを考えれば、お湯張りの方がお得になるのですが、水道代を考慮すると合計金額は高くなってしまいます。
ただ、残念ながら1週間で約90円程度、1か月だと約360円程度の差にしかなりません。
また追い焚きも、翌日以降の場合はお湯が減っている状態で行うことが多いため、足し湯を考えればそれほど差はなくなると考えられます。
プロパンガスの単価はガス会社によって違う
このように、追い焚きの場合とお湯張りの場合で若干プロパンガスの請求額が変わってしまいますが、この計算の元になっているガス単価は、ガス会社によって異なります。
プロパンガス料金を都市ガスと同じ公共料金だと勘違いして、どのガス会社もみな同じと思っていませんか？
実際のところ、プロパンガスは昔から自由料金制をとってきましたので、供給するプロパンガス会社ごとに料金はバラバラです。
おそらく、先ほど提示した追い焚きとお湯張りのプロパンガス代も、「うちの方がもっと高い！」という方がいるのではないでしょうか。それは、ガス単価の違いからくるものです。
追い焚きやお湯張りに関係なくプロパンガス代を節約できる方法
物価高騰を乗り切るための日々の涙ぐましい努力をよそに、なかなかプロパンガス代を節約できないと嘆いていませんか？
そこで、お風呂を追い焚きする、お湯張りするなどの使い方にかかわらず、プロパンガス代をガッツリ節約できる方法が次のとおりです。
適正価格でガスを供給する会社に変更
すでに、プロパンガスの単価はプロパンガス会社によって異なるということをお伝えしましたが、それならばシンプルに安いプロパンガス会社に変更すればよいのです。
そこでおすすめしたいのは、適正価格と優良ガス会社です。
適正価格は、プロパンガス料金消費者協会が都市ガス価格を元に独自に設定した価格で、プロパンガスの平均価格と比べて平均30％も安くできます。
優良ガス会社は、その適正価格でのガス供給に賛同してくれるプロパンガス会社のこと。
東京都の一般的な適正価格で毎日お湯張りした場合と、先ほどの平均価格での比較を重ねると、どれくらい節約できるのかよくお分かりいただけるはず。
このように、光熱費の節約量が一目瞭然！
ご家庭のガス会社と適正価格のガス会社でプロパンガス代がどれくらい違うのか、こちらの料金診断で今すぐチェック！
優良会員ガス会社の無料紹介
プロパンガス料金消費者協会では、適正価格でガスを供給する優良会員ガス会社を無料で紹介してくれます。
なぜ無料で成り立つのかというと、会員のガス会社から会費を徴収して協会運営費に充てているからです。
私たちから消費者には一切の請求がないのはもちろん、面倒な変更手続きを任せることができます。
＜関連記事＞：協会の概要
安心の永久保証制度
安い価格で契約したものの、後で値上がりするのでは？と心配されている方もご安心を！
プロパンガス料金消費者協会経由で適正価格の優良会員ガス会社に乗り換えた場合は、「ガス料金見守り保証」が永久的に付きます。
もちろん、優良ガス会社は不当な値上げは行いませんが、万が一、不当な値上げがあった場合は協会が間に入り、元の料金に戻すようガス会社に交渉します。
＜関連記事＞：ガス料金見守り保証
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高いプロパンガス代は追い焚きやお湯張りのせい？まとめ
追い焚きとお湯張りではプロパンガス代に差が出るの？
足し湯をしなければ、水になってしまったお風呂を温めることになるため、追い焚きはプロパンガス代が高くなります。詳細はこちら。
追い焚きかどうかにかかわらず、プロパンガス代をもっと節約できる方法は？
ガス会社によって価格が異なることから、適正価格でプロパンガスを提供する会社に変更することで、平均約30％の節約が期待できます。詳細はこちら。
適正価格のプロパンガス会社はどうやって見つける？
プロパンガス料金消費者協会では、適正価格のガス会社を無料で紹介しています。安心な優良会社を紹介してくれるだけでなく、不当な値上げを防止する見守り保証が永久的に付いてきます。詳細はこちら。
この記事の執筆者
パソコン教室講師／WEBライター
Tanaka
3人の子を持ち、日頃から節約意識も高いことから、ガス代がお得になる仕組みにどっぷりとはまっています。多くの人に役立つ記事を心がけています。
プロパンガス料金消費者協会
- ・1950年
- 群馬県伊勢崎市生まれ。
- ・1980年
- ソード株式会社（後の東芝パソコンシステム株式会社）に入社。
- ・2010年
- 一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会を設立して理事に就任。
- ・2011年
- 同代表理事に就任。現在に至る。
- ・2023年
- BSテレビ東京「マネーのまなび」で、不透明なプロパンガスの料金について取材を受け、番組内で解説。
設立当時、プロパンガスは都市ガスに比べて約1.8倍も高い状況にも関わらず、消費者が相談できる団体は皆無であった。そこで、鈴木は消費者の立場に立って、不透明なガス代について料金面から取り組む団体として協会を設立した。
それまで存在しなかったプロパンガス料金の“適正価格”の設定に奔走。大手供給業者の賛同を得て、設立10年足らずで”適正価格“を共通言語として全国展開を達成し、130社以上のプロパンガス会社とパートナー契約している。
現在はプロパンガスの”適正価格“の指標になる「CP速報」を毎月執筆し、ガス料金の適正価格での供給に貢献している。
プロパンガス料金消費者協会からのお知らせ
ガス料金削減コンサルタント、Webデザイナー・コーダー募集中！
一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会では、当協会の活動に必要なスタッフを募集しています。
詳細はこちらのURLをご覧ください。
https://www.propane-npo.com/recruit/