エコキュート、エネファーム...省エネ型給湯器の特徴が知りたい!
エコキュート、エネファーム...名前は聞いたことがあっても、どんな製品なのかよく知らないという人が多いのではないでしょうか。そこで、省エネ型給湯器の特徴と違いについて分かりやすくご紹介します。
光熱費節約、環境にやさしい省エネ型給湯器
省エネ型給湯器にはエコキュート、エネファームのほかにも、エコジョーズ、エコフィールなどがあります。いずれも従来型の給湯器より熱効率が高く、少ない燃料でたくさんのお湯を沸かすことができる高効率な給湯器です。
光熱費が削減できるだけでなく、従来型の給湯器に比べてCO₂の排出量を減らすことができる環境に配慮された設計になっているのが特徴です。ご自宅にどの給湯器が適しているのか?知りたい方はぜひ参考にしてください。
省エネ給湯器の種類と比較
エコキュート、エネファーム、エコジョーズ、エコフィールと似たような名称の給湯器でも、エネルギー、仕組みや販売価格が大きく異なります。比較表にすると以下のようになります。
種類 | エコキュート | エネファーム | エコジョーズ | エコフィール |
---|---|---|---|---|
概要 | CO₂ヒートポンプ式給湯器 | 家庭用燃料電池 コージェネレーションシステム | 潜熱回収型ガス高効率給湯器 | 潜熱回収型 石油高効率給湯器 |
エネルギー | 電気 | ガス | ガス | 灯油 |
エネルギー利用効率 | 100% | 95% | 95% | 95% |
発電機能 | なし | あり | なし | なし |
給湯方式 | 貯湯式 | 貯湯式 | 瞬間式 | 瞬間式 |
本体価格 | 25~75万円程度 | 150~200万円程度 | 15~25万円程度 | 10~25万円程度 |
こうして比較してみると、まずガス、電気、灯油とエネルギーが違うことがわかります。本体価格は10万円から高いもので200万円程度と幅が広いです。
いったい何が違うのか、興味が沸きますね。これら4つの給湯器の特徴を押さえておきましょう。
エコキュート
エコキュートはヒートポンプユニットを利用して空気を取り込み、コンプレッサーの働きで空気を圧縮し効率よくお湯を沸き上げる仕組みです。貯湯ユニットはお湯を貯めておくタンクです。
沸き上げには、電気のエネルギーも必要になりますが、ヒートポンプ式のため少ない電気で高効率な運転が可能です。電気温水器と比べると約3分の1の電力でお湯を沸かすことができます。
エネファーム
エネファームは、都市ガスやプロパンガスから取り出した水素と空気中の酸素を反応させて電気を作り、発電時に生まれた熱でお湯も作る仕組みです。自宅で発電を行なうので送電、排熱をムダにせず、エネルギーをフル活用できるシステムといえます。
しかも、発電の際には水素を用いるため、ガス給湯暖房機使用の住宅と比較して、CO₂排出量が年間約1.2トン削減できるのもメリットです。
エネファームは、「エネルギー」を作る「ファーム=農場」という意味でつくられた造語です。停電になってもエネファームが発電中であれば、照明や通信機器が使える電力を確保し、シャワーなどのお湯が使えます。東日本大震災以降は自宅で発電ができるという点で注目が集まりました。
エコジョーズ
エコジョーズは、都市ガスやプロパンガスなどガスを燃料にお湯を沸かす省エネタイプの給湯器です。従来型給湯器よりも最大で約15%も熱効率が上がるので、その分ガス消費量が削減でき、毎月のガス代も安くなることが期待できます。
従来型給湯器では捨てられていた排気熱を回収して再利用、2回に分けて加熱を行うので、少ないガス量でも効率よくお湯を沸かすことができます。
同時に、従来型給湯器に比べてCO₂排出量を約15%~16%削減できるため、環境負荷軽減につながる製品です。
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エコフィール
エコジョーズと同じく潜熱回収型給湯器で、灯油を燃やしてお湯を沸かす給湯器です。排気熱を利用することで従来の灯油ボイラーよりも熱効率を高め、少ない灯油でお湯を沸かすことができるのがポイントです。
給湯のみのタイプ、暖房のみのタイプ、給湯と暖房がセットになった一体型のタイプがあります。寒冷地に多いパネルヒーターや温水式床暖房がある家庭では、特に節約効果が高いでしょう。
瞬間湯沸かし器タイプなので貯湯タンクがいらずコンパクトなことも特徴です。
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エコキュート、エネファーム...省エネ型給湯器の特徴が知りたい!まとめ
省エネ給湯器の種類にはどんなものがある?
エコキュート、エネファーム、エコジョーズ、エコフィールと似たような名称の給湯器でも、エネルギーや仕組み、販売価格が大きく異なります。詳細はこちら。
エコキュートとは?
電気の力でお湯を沸かす省エネ型電気式温水器です。詳細はこちら。
エネファームとは?
エネファームは、ガスを燃料に自宅で発電できるシステムです。詳細はこちら。
エコジョーズとは?
ガスを燃料として、少ないガス量で効率よくお湯を沸かせる省エネ型の給湯器です。詳細はこちら。
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プロパンガス料金消費者協会
- ・1950年
- 群馬県伊勢崎市生まれ。
- ・1980年
- ソード株式会社(後の東芝パソコンシステム株式会社)に入社。
- ・2010年
- 一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会を設立して理事に就任。
- ・2011年
- 同代表理事に就任。現在に至る。
- ・2023年
- BSテレビ東京「マネーのまなび」で、不透明なプロパンガスの料金について取材を受け、番組内で解説。
設立当時、プロパンガスは都市ガスに比べて約1.8倍も高い状況にも関わらず、消費者が相談できる団体は皆無であった。そこで、鈴木は消費者の立場に立って、不透明なガス代について料金面から取り組む団体として協会を設立した。
それまで存在しなかったプロパンガス料金の“適正価格”の設定に奔走。大手供給業者の賛同を得て、設立10年足らずで”適正価格“を共通言語として全国展開を達成し、130社以上のプロパンガス会社とパートナー契約している。
現在はプロパンガスの”適正価格“の指標になる「CP速報」を毎月執筆し、ガス料金の適正価格での供給に貢献している。
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