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ガスコンロとIHコンロを比較!プロパンガス代を安くするには?

ガスコンロとIHコンロを比較!プロパンガス代を安くするには?

プロパンガスや都市ガスを使用するガスコンロと、電気を使うIHコンロはどちらが便利なのでしょうか。火力の違いなどそれぞれのメリット・デメリットとあわせて、プロパンガス料金を安くする方法もご紹介していきます。

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コンロの選び方

エネファームとは?

ご家庭の調理に欠かせないコンロは、ガスを使うか電気を使うかによって選び方が変わります。それぞれの選び方についてまとめました。

ガスコンロの選び方

ガスコンロは、プロパンガス対応のものと都市ガス対応のものに分かれています。万が一、間違ったガスをつないでしまうと、ガスコンロが故障をしたり異常点火や一酸化炭素中毒を起こしたりする可能性があり大変危険です。

ガスコンロを選ぶ際は、ご自宅のガスの種類がプロパンガスと都市ガスのどちらに対応しているのかをよく把握しておきましょう。

ちなみに、ガスコンロ本体には必ずプロパンガスか都市ガスどちらに対応しているかを示すラベルが貼られています。

都市ガス対応機器であれば、「12A・13A」や「天然ガス」、プロパンガス対応機器であれば、「プロパンガス」や「LPG」と表記してありますので、必ず確認を行いましょう。

IHコンロ(IHクッキングヒーター)の選び方

IHコンロ(IHクッキングヒーター)とは、火を使わず電気の熱によって加熱を行う調理器具です。天板の下に入っているコイルに電力が流れると、鍋底を通じて熱が発生する仕組みとなっています。

IHコンロは電導率の高いIH専用の鍋やフライパンしか使用できません。それでも、お手入れがしやすく火事になる危険性も少ないことから、近年多くの家庭で使われています。

IHコンロを選ぶとき、電気は種類が分かれていないので、どれでも利用できると思いがちですが、ビルトインタイプでは、電源に200Vが必要となります。

ガスコンロとIHコンロの比較

ガスコンロとIHコンロの比較

ガスコンロは加熱時に火を使用する点がIHコンロとの大きな違いといえます。それぞれのメリット・デメリットやコストの違いを見ていきます。

ガスコンロとIHコンロのメリット・デメリット

ガスコンロとIHコンロのメリット・デメリットを機能や特徴で比較すると、主に以下の表のようにまとめられます。

メリット デメリット
ガスコンロ ・比較的火力が高い
・炎が目で見えるため火力調整がしやすい
・災害などの停電時にも使用できる
・手入れがしにくい
・火の元に注意する必要がある
IHコンロ ・手入れがしやすい
・火を使わないため火事の危険性が低い
・停電時は使用できない
・天板が熱くなるので火傷に注意する必要がある


都市ガスかプロパンガスかという選択の場合、プロパンガスは熱量が高いため、火力を重視する飲食店などで多く使われています。

また、災害に強いのはプロパンガスです。ボンベで直接供給しているので、運搬経路に問題がなければボンベを運ぶことができ、停電時も使用可能です。

一方で、ガスコンロは五徳があるため、汚れがたまりやすいというデメリットもありますが、近年では手入れのしやすいガラストップを使用したものも発売されています。

また、IHコンロでは使えない鍋やフライパンがありますが、ガスコンロは鍋の素材を選ばず使用できます。

ガスコンロとIHコンロのコスト比較

それでは、ガスコンロとIHコンロを導入する場合に、価格面ではどう違うのでしょうか。

●導入費

ガスコンロ IHコンロ
本体価格 2~20万円 10~20万円
工事代 2~10万円 2~10万円
合計 4~30万円 12~30万円


導入費用は、新設するのか既存のコンロを交換するのかで、工事代がかなり変わってきますが、コンロ本体だけ見るとガスコンロは価格バリエーションが豊富で、予算に合わせて選択が可能です。

●調理にかかる光熱費

コンロに使うエネルギー 1kWhあたりの単価(税込み)
電気※1 約26.5円
プロパンガス※2 約23.3円
都市ガス※3 約18.9円
※1 電力会社平均時間帯別電灯A(夜間)(2022年12月現在)
※2 エネ研・石油情報センター「全国LPガス平均価格(2022年10月)」参照
※3 都市ガス会社 全国平均(2022年12月現在)


電気の場合、オール電化のプランでは深夜電力を安く利用できるのですが、日常の食事を調理する時間帯は深夜であることがまれなので、価格が高い時間帯で比較しています。電気1kWhは860kcal(キロカロリー)です。

ガスの場合、一般的には都市ガスと比較してプロパンガスの方が高いのですが、プロパンガス1m3は24,000kcal、都市ガス1m3は10,847kcalに相当します。

1m3あたりのカロリーはプロパンガスの方が2.23倍あり換算して比較する必要があります。

これらの条件で算出した上記の比較表から、調理にかかる光熱費は電気よりもガスコンロの方がお得ということがわかります。

詳しい内容については、下記の記事でも説明していますので、気になる方はお読みください。

<関連記事>:オール電化で新築するよりプロパンガス・電気併用への変更がお得!

プロパンガスなら業者選びで料金を安くできる!

調理にかかる光熱費の比較では、都市ガスよりプロパンガスの方が高いという結果になりました。

プロパンガスなら業者選びで料金を安くできる!

ところが、プロパンガスを利用しているご家庭なら、高いプロパンガス代を都市ガス並みに安くすることが可能です!

それは、プロパンガス料金消費者協会が紹介するガス会社へ乗り換えることで実現します。

プロパンガスの平均価格は1m3あたり696円ですが、協会の適正価格(全国平均)は1m3あたり428円です(2023年1月現在)。※エリアと使用量によって適正価格のバラつきがあります。

これを先ほどの調理にかかる光熱費に換算してみると、

  • プロパンガス 平均価格 約23.3円
  • プロパンガス 適正価格 約14.2円
  • 都市ガス        約18.9円

となり、プロパンガスを適正価格で利用することができれば、都市ガス並みの料金になるのです。

プロパンガスは自由料金なので、契約をするガス会社によって料金が大きく異なります。プロパンガス料金消費者協会では、売り手主導で値上げを繰り返されてきたプロパンガス代を適正価格に下げる活動を行っています。

ご自宅のプロパンガス代がどれくらい安くなるか気になる方は、こちらの料金診断でさっそくチェックしてみてください。

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<関連記事>:ガス会社の変更でガス代30%削減!

ガスコンロとIHコンロを比較!プロパンガス代を安くするには?
まとめ

コンロの選び方は?

ガスコンロの場合は、プロパンか都市ガスによって対応するコンロが違うので、確認が必要です。ビルトインコンロの場合、200Vを必要とするので、電圧を確認しましょう。詳細はこちら

ガスコンロのメリットは?

IHコンロと比較して、火力が高めなことと、停電時にも使用できるのが特徴です。詳細はこちら

プロパンガス料金を安くするには?

プロパンガス代は高いといわれていますが、実は今より平均して30%節約できる可能性があります。詳細はこちら

この記事の執筆者

パソコン教室講師/WEBライター

Tanaka

3人の子を持ち、日頃から節約意識も高いことから、ガス代がお得になる仕組みにどっぷりとはまっています。多くの人に役立つ記事を心がけています。

 
〈監修者〉 監修者
一般社団法人
プロパンガス料金消費者協会
代表理事 鈴木 秀男
・1950年 
群馬県伊勢崎市生まれ。
・1980年 
ソード株式会社(後の東芝パソコンシステム株式会社)に入社。
・2010年 
一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会を設立して理事に就任。
・2011年 
同代表理事に就任。現在に至る。
・2023年 
BSテレビ東京「マネーのまなび」で、不透明なプロパンガスの料金について取材を受け、番組内で解説。

 設立当時、プロパンガスは都市ガスに比べて約1.8倍も高い状況にも関わらず、消費者が相談できる団体は皆無であった。そこで、鈴木は消費者の立場に立って、不透明なガス代について料金面から取り組む団体として協会を設立した。

 それまで存在しなかったプロパンガス料金の“適正価格”の設定に奔走。大手供給業者の賛同を得て、設立10年足らずで”適正価格“を共通言語として全国展開を達成し、130社以上のプロパンガス会社とパートナー契約している。

 現在はプロパンガスの”適正価格“の指標になる「CP速報」を毎月執筆し、ガス料金の適正価格での供給に貢献している。

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