ご報告
2024年7月2日に施工されたプロパンガスの法律改正のため、
大家さん向けのサービスが完全停止していましたが、このところ多少動きが出てきました。
復活の程度としては、よちよち歩き程度ですが、少しはお役に立てるかもしれません。
ガス会社の切替によるメリットをご希望の方、エリアや相手ガス会社にもよりますが、
法令順守の範囲内で最大限お力になれればと思います。
以下のコンテンツは法令改正前に作成されたもので、現在有効ではありません。
ご注意ください。
プロパンガスのアパート・マンションの新築
新築のプロパンガス会社選びで一番大事なことは、「建築会社に任せないこと」です。その3つの理由と、協会が紹介するガス会社を利用することで無償貸与される“三種の神器”についてご説明します。
プロパンガス会社選びを建築会社に任せると起こり得る3つのリスク
建築会社に任せないほうが良い理由は何か?それは、建築会社とプロパンガス会社が利害関係で結びついているからです。
要は、本来大家側が得るべきメリットを、建築会社が得てしまう形になってしまいます。
そして、建築会社が推薦するガス会社と契約すると、様々なリスクが発生する可能性があります。
では、3つの代表的なリスクを見ていきましょう。
②設備の貸与価格が高く設定されることも!
2つ目のリスクは、無償貸与設備の貸与価格です。
給湯器やエアコンなどの無償貸与設備は、基本的に大家さんに10年償却で貸し付けられます。リースみたいなものですね。
例えば給湯器ですが、追い焚き機能付きだと定価は約40万円くらいします。
大家さんが相場感を分かっている方であれば、15万円程度で契約できますが、そうでないと定価の近くの価格で契約させられてしまうので、大変です。
高すぎる貸与契約がなぜリスクかと言うと、将来売却を考えた時に売却できなくなるからです。
相場をはるかに上回る金額の残存を肩代わりできるガス会社はないと思ったほうがよいでしょう。
悪知恵はまだ続きます!
協会にプロパンガス会社紹介を依頼する4つのメリットとは?
当協会がご紹介するガス会社は、協会の厳正な選定基準をクリアした優良なガス会社で、下記4つのメリットをお約束をします。
- 設備を今以上に貸与しても、現在のガス料金よりも10%程度安い料金で供給します。
- 無償貸与設備の貸与価格についても、協会が「適正」かどうかを判断して、適正価格で契約できるよう指導します。
- 提案書(見積り書)も協会指導で作成しますので、償却年数についても大家さんが納得できる年数を設定します。
- 不透明な値上げを許さない、当協会独自の「ガス料金見守り保証」で永久的に適正価格を守ります。だから入居者の退去の不安が軽減されます。
<関連記事>:ガス料金見守り保証
協会経由なら、標準で"三種の神器プラス"を無償貸与できます
当協会は、アパート・マンションの新築時に提供する無償貸与設備のセットとして、以下の4点を標準としています。
❶給湯器
❷エアコン
❸入居者無料インターネット(初期導入費)
+ ❹配管工事代
実際には、関東地方全域や東北地方、中部地方、九州の一部では上記の4点以上のサービスが可能です。
例えば、TVモニター付きドアホンや、ウォシュレット、宅配ボックスなどが考えられます。
ただし、全体の20〜30%のエリアでは、エアコンの設置まではできません。
エアコンの代替案としてドアホンやウォシュレットだったり、あるいは1部屋あたり数万円程度の現金支給を行うガス会社もあります。
このように、同じエリアであっても、対応するガス会社次第で設備貸与の条件が変わってきますので、予めご了承ください。
詳しくは、当協会にお気軽にお問い合わせいただければと思います。
新築の無償貸与設備にはどんな商品があるか?
アパート・マンションの新築と、ガス会社変更とで提供できる設備の最大の違いを説明します。
新築では配管工事が無償貸与になりますが、中古では対象外です。
当然ながら、配管は新築時から40〜50年くらいは継続的に使用可能(立地条件などによります)のため、築10年や20年で交換する物でもありません。
配管以外の設備は、新築でも中古のガス会社変更でも、内容に違いはないです。
<新築時に可能な無償貸与設備のリスト>
カテゴリー | 商品名 |
---|---|
家電品 | 給湯器(追い焚き機能付、給湯専用器) |
エアコン(6畳用〜10畳用)など | |
温水洗浄便座(ウォシュレット) | |
カラーTVモニタ付きドアホン | |
防犯カメラ(インターネット環境が必要) | |
お風呂回り | バスタブ |
シャワールーム・ユニット | |
シャワー付混合水栓 | |
洗面化粧台 | |
台所回り | テーブルコンロ |
ビルトインコンロ | |
瞬間湯沸かし器 | |
その他 | 配管工事代 |
入居者無料インターネット(初期導入費) | |
宅配ボックス | |
ボンベ庫 | |
照明器具 |
赤字=標準品(諸条件などにより不可能なことがあります)
プロパンガスのアパート・マンションの新築まとめ
プロパンガス・アパートなどの新築時、ガス会社選びを建築会社に任せることの3つのリスクとは?
①プロパンガス代が高く設定されてしまう。
②設備の貸与価格が高く設定されてしまう。
③償却年数もあり得ないほど長く設定されてしまう。詳しくはこちら。
協会にプロパンガス会社紹介を依頼することの4つのメリットとは?
①設備を今以上にバリューアップしても、なおかつガス料金が安くなります。
②無償貸与設備の貸与価格も、適正価格で契約できるようにします。
③償却年数も適正な年数で設定します。
④当協会の「ガス料金見守り保証」が付くので、不透明な値上げから入居者を守ります。詳しくはこちら。
アパート・マンション新築時に無償貸与される、当協会の"三種の神器プラス"とは何か?
①給湯器
②エアコン
③入居者無料インターネット(初期導入費)
+ ④配管工事代 詳しくはこちら。
この記事の執筆者
一般社団法人プロパンガス料金消費者協会
代表理事 鈴木 秀男
- 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。
1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。