ご報告
2024年7月2日に施工されたプロパンガスの法律改正のため、
大家さん向けのサービスが完全停止していましたが、このところ多少動きが出てきました。
復活の程度としては、よちよち歩き程度ですが、少しはお役に立てるかもしれません。
ガス会社の切替によるメリットをご希望の方、エリアや相手ガス会社にもよりますが、
法令順守の範囲内で最大限お力になれればと思います。
以下のコンテンツは法令改正前に作成されたもので、現在有効ではありません。
ご注意ください。
アパートの大家さんを悩ませる設備故障はこんな方法で解決!
アパートなどの賃貸物件を経営する大家さんにとって、高額な設備故障は痛手となります。とはいえ、そのまま放置するなどはもってのほか。迅速な対応を心がけ、入居者の心をつかんでいきましょう。
基本的にアパート設備の管理責任は大家さんにアリ
アパートなどの賃貸物件で気になるのが、アパート設備の管理責任はどこにあるのかという点です。破損や故障の際に入居者と大家さんのどちらに責任が生じるのか、あいまいな方もいると思います。
基本的に、日常生活に必要な設備に関しては、賃貸を行っているオーナーである大家さんに責任があります。
給湯器の故障や水漏れ、元々取り付けしているエアコンなどの故障は大家さんが対応する必要があります。これについては、民法で定められています。
もちろん入居者が故意で破損・故障した場合には入居者の責任となりますが、そのようなケースはまれでしょう。また、壁紙や床の傷などについては、入居者の責任となることが多いです。
退去時の原状回復についてのガイドラインは、国土交通省のページに詳しく書かれています。【参照】国土交通省 「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について
日頃からメンテナンスを
消防や水道設備に関しては、大家さんに法定点検が義務付けられていますが、これ以外にもこまめにメンテナンスを行うことで、故障を未然に防ぐことができます。
メンテナンスをこまめに行うことで、入居者の安心感も高まりますし、これ自体が空き室対策になると考えることもできます。
アパート設備の故障時はすぐに対応
万が一アパートの設備が故障してしまった際、大家さんはすぐにでも駆けつけて解決する姿勢が重要です。特に日常生活にかかわる部分であれば、入居者は時間がかかるほど不満を募らせてしまいます。
不動産会社など仲介する管理会社に対応を任せている場合でも、迅速に対応してくれるのかしっかりと確認し、常に最善策がとれる関係にしておきましょう。
とはいえ、アパートの設備機器によっては修理や交換に多額の費用がかかるなど、大家さんとしてはかなり厳しい経済状況になるかもしれません。急な故障にも対応できるくらいゆとりのある経営を心掛けたいものです。
アパート設備故障時の大家さんの救世主とは?
ここでは、実際にアパートの設備が故障してしまった場合に、大家さんが費用を負担することなく交換できる方法をお知らせします。無償なんて怪しいと思われた大家さんは、これを読んで安心してください。
LPガス会社との無償貸与契約
その方法とは、現在契約しているLPガス会社を変更し、新しいLPガス会社と設備の無償貸与契約を結ぶことです。
これにより、給湯器はもちろん、エアコン、TVモニター付きインターホン、インターネットの初期導入費用など、人気の設備を無償で提供してもらうことができます。※条件によって貸与設備は異なります。
ここで大家さんは、疑問に思うでしょう。「なぜLPガス会社はこのようなサービスをするのか」「LPガス会社はどうやって利益を上げているのか」といったことです。
LPガス会社は大口の顧客を求めています。エリアにかかわらず、どこも同じ商品を扱っているので差別化ができず、特典でサービスするしかないのです。
さらに、LPガス会社はこの設備費を自身で負担するのではなく、入居者のLPガス単価に上乗せして回収することができるので、まったく損はしないのです。
ここで気になるのは、入居者の負担です。実際、大家さんにとって魅力的な設備導入ができて、なおかつ入居者のガス単価をクレームにならない程度に抑えられるガス会社はごくわずかです。
プロパンガス料金消費者協会では、以下の2点をクリアするガス会社のみをご紹介しています。
- LPガス設備の無償導入をしてくれる
- 入居者のガス単価を極端に高くしない
プロパンガス料金消費者協会は、2010年の一般社団法人設立以来、10年以上にわたり消費者が納得できる適正価格を世に広める活動を行っています。
協会の趣旨に賛同するガス会社に協力してもらい、大家さんと入居者、そしてガス会社の三者にメリットが出るような仕組みを構築しています。
アパートの設備費用にお悩みの大家さんは、ぜひ一度専門家である当協会にご相談ください。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
<関連記事>:中古アパートのインターネット導入はプロパンガス会社の切替が効果的
<関連記事>:新築アパート計画の大家さんへ!プロパンガス利用で大幅経費削減
都市ガス物件からプロパンガスアパートへの変更には、こちらの記事も参考にしてください。
アパートの大家さんを悩ませる設備故障はこんな方法で解決!まとめ
アパートの設備の管理責任は誰にある?
日常生活で利用のアパート設備の管理責任は、基本的に大家さんにあります。故障した場合には直す義務があると民法でも定められています。詳しくはこちら。
アパートの設備にまつわる大家さんの心得とは?
日頃からメンテナンスを心がける、万が一の故障時はいち早く対応するといったことが空室対策にもつながります。詳しくはこちらをチェックしてください。
アパート設備が故障した際の大家さんの救世主とは?
契約しているプロパンガス会社を変更することで、アパートで人気の設備機器を無償で提供してもらえるサービスを利用できます。詳しくはこちら。
この記事の執筆者
パソコン教室講師/WEBライター
Tanaka
3人の子を持ち、日頃から節約意識も高いことから、ガス代がお得になる仕組みにどっぷりとはまっています。多くの人に役立つ記事を心がけています。
プロパンガス料金消費者協会
- ・1950年
- 群馬県伊勢崎市生まれ。
- ・1980年
- ソード株式会社(後の東芝パソコンシステム株式会社)に入社。
- ・2010年
- 一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会を設立して理事に就任。
- ・2011年
- 同代表理事に就任。現在に至る。
- ・2023年
- BSテレビ東京「マネーのまなび」で、不透明なプロパンガスの料金について取材を受け、番組内で解説。
設立当時、プロパンガスは都市ガスに比べて約1.8倍も高い状況にも関わらず、消費者が相談できる団体は皆無であった。そこで、鈴木は消費者の立場に立って、不透明なガス代について料金面から取り組む団体として協会を設立した。
それまで存在しなかったプロパンガス料金の“適正価格”の設定に奔走。大手供給業者の賛同を得て、設立10年足らずで”適正価格“を共通言語として全国展開を達成し、130社以上のプロパンガス会社とパートナー契約している。
現在はプロパンガスの”適正価格“の指標になる「CP速報」を毎月執筆し、ガス料金の適正価格での供給に貢献している。