2012年7月のCP
7月のCPが575ドルまで下落!
2012年3月には、直近5年間で最高値となる1,230ドルまで高騰したサウジアラムコCPも、7月には3月の半分以下の575ドルまで下落しました。
これは、中東からの供給が潤沢なことに加え、中国、ロシア、朝鮮半島、台湾、日本など極東が不需要期に入るためと予想されます。さらに、これまで世界経 済を牽引してきた中国の経済成長率鈍化とともに、世界的な景気減速で原油需要が低調になるとの見方も根強いことも影響しています。
ただ、米国財務省がイランの核開発に絡んで、同国への追加制裁を発表したことから中東情勢の不透明感が増し、今後CPが高騰する可能性もあります。


この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会
代表理事 鈴木 秀男
- 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。
1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。
戸建専用
