2012年10月のCP
10月のCPが1,000ドルを突破!
10月のプロパンガスのCPがさらに上がりました。9月の970ドルに対して、55ドルアップして、1,025ドル。過去2番目の高値です。直近の安値だった7月(575ドル)と比較すると、約8割も上がってしまいました。
値上がりの要因は、原油高と在庫減
日本はプロパンガスの輸入の大半を中東に依存していますが、中東でLNG設備の定期メンテナンスが実施されたことで、供給量が減ってしまったようです。特にカタール産が10万∼20万トンと大幅に減った(日本経済新聞2012/10/2)とのことです。
また、6月下旬までは原油価格の下落が続いていたため、JX日鉱日石エネルギーなど元売り各社が調達を控えており、7月から値上がりしたのを受けて調達量を増やしたものの、在庫はまだ低い水準にとどまっており、需要と供給の関係から値上がりしています。
今後どうなるのか?
普通に考えると、これから秋・冬の需要期を迎えるので上昇傾向になることは理解できます。ただし、原油価格の騰勢があまり強くないので、プロパンガスも今後はあまり値上がりしないのでは、という見方もあるようで、今後の値動きが気になるところです。
この記事の執筆者
一般社団法人プロパンガス料金消費者協会
代表理事 鈴木 秀男
- 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。
1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。
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