2012年11月のCP
11月のCPはさらに上がって1,050ドルに!
11月のプロパンガスのCPがさらに上がりました。9月=970ドル、10月=1,025ドルと上昇して、ついに11月は1,050ドルまできました。今年の3月に1,230ドルの最高値を付けましたが、それに次ぐ高値です。
なぜプロパンは高い?
このところ、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエートの略で、西テキサス地方で産出される硫黄分が少なくガソリンを多く取り出せる高品質な原油のことを指します)の、ニューヨークマーカンタイル取引所における先物取引指標(取引価格ではない)は下落基調です。それなのにプロパンのCPは上がり続けています。
プロパンも原油から作られるのに、原油の価格と連動しないのはどういうことなのでしょうか?詳しい人に聞いた情報では、原油市況の動きとは関係なく、プロパンの需要期に対するサウジアラムコの思惑があるようです。さらに中国の需要が大きくなっていることも関係しているみたいです。
原油の場合には市場で取引されるので、需給関係や投機によって価格が決まってきますが、プロパンガスのCP(コントラクト・プライス)の場合にはサウジアラムコの通告価格なので、仕方ないといえば仕方ないのですが。
この記事の執筆者
一般社団法人プロパンガス料金消費者協会
代表理事 鈴木 秀男
- 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。
1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。
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