2012年12月のCP
12月のCPは少し下がって1,010ドルに!
12月のプロパンガスのCPが前月に比べて若干下がりました。9月=970ドル、10月=1,025ドルと上昇して、ついに11月は1,050ドルまできましたが、今月は1,010ドルまで下がって、ちょっと一息という感じです。
秋口に上がりすぎた反動でこれから下落基調に
北半球は本格的な需要期に入りましたが、日本や韓国でプロパンガスの高在庫が続いている関係でCPが下がっています。例年だったら上がるところですが、9~10月に上がり過ぎたことから反動で下がっているようです。11月には各社が相次いで小売り価格の値上げを行いましたが、1月以降のCPが下落基調にあるのでしばらくは値下げはあっても値上げはないのではないかと思います。
ただ、最近の日本の気温低下は著しいので、プロパンの消費量も増えてくると思われます。実際売り手が強気の姿勢を取り始めたようで、先物マーケットも下げ止まったような兆候もあります。今後CPが上昇することも考えられるので要注意です。
この記事の執筆者
一般社団法人プロパンガス料金消費者協会
代表理事 鈴木 秀男
- 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。
1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。
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