2013年4月のCP
4月のCPは790ドルまで下がりました!
4月のプロパンガスのCPが前月に比べて105ドル下がり、790ドルになりました。年初の1月が955ドルだったので、3ヶ月で2割近く下げたことになります。 これは需要期から非需要期に入ったことと、供給が需要を上回る潤沢感が市場にあるためのようです。


今後ガス代は安くなるのでしょうか?
CPが下がればプロパンガス代も下がるのではないかと期待するのは人情ですが、実際はそうでもないようです。というのは「円安」の問題です。円は安倍政権になってから急激に安くなってきました。
2012年の2月時点では対米ドルで77円から78円程度だったものが、わずか1年2ヶ月ほどで3割ほども安くなってしまいました。そうするといくらCPが下がったとはいえ、これほど急激に円の価値が下がると輸入のコストアップにつながってしまいます。
ガス会社の問屋さんレベルの中には一部で値上げの動きも出ていますので、さらに円安が進むようだと市場全体で値上げのラッシュになる可能性すらあります。自動車など輸出に力を入れている企業は別として、プロパンガスの利用者にとっては円安は心配です。
この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会
代表理事 鈴木 秀男
- 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。
1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。
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