• 月〜金7:00〜21:00
  • 土日祝7:00〜20:00

0120-268-967

2015年5月のCP

5月CPは465ドルで4月比5ドル上昇

4月30日に5月のサウジアラムコCPが発表されました。前月4月の460ドルに対して5ドル高の465ドルです。このところのCPは最低レベルで安定していますが、米国のシェールガスの生産量の減少やイラン核合意など、今後は上がるのか下がるのか微妙な情勢です。

4月=460ドル/トン
5月=465ドル/トン(1.0%↑)

サウジアラムコCP推移
サウジアラムコCP推移

4月はシェールオイル減産情勢でWTIが上昇

2014年1月以降ほぼ一本調子で下げ続けてきたプロパンガスのCP。しかし、2015年4月になると、WTI(米国産標準油種)が2015年3月の43ドル台から50ドル台後半の60ドル台に迫るまで上昇しました。この背景には、米国のシェールオイルの減産情勢があるようです。シェールオイルの開発コストは中東産原油のそれよりも高く、最近は開発業者が採算割れを起こしてオイル掘削装置(リグ)が激減し、開発の停滞が鮮明になっていました。この結果が60ドル近くまで上昇したということです。

イラン核合意で価格下落か

5月2日にスイスのローザンヌで、イランと6カ国(米国、英国、フランス、ロシア、中国、ドイツ)が核問題をめぐっての枠組みが合意に達したことを受けて、価格が流動的になってきました。イランへの経済制裁が解除されてイランからの原油輸出が増えれば、シェールオイルの減産によって上昇気味だった原油価格がまた下がる可能性が高まるからです。

現在世界の原油は過剰気味で、ここ1年以上ずっと価格下落を続けてきました。OPECの盟主サウジアラビアも昨年11月のOPEC総会で減産を見送り原油安を容認しました。これは米国のシェールオイル潰しとの憶測を呼んでいました。現実にシェールオイル開発業者の減少を招いた訳ですので、サウジの戦略は功を奏しつつあったのですが、世界の動きは予測がつきません。 また、6月にはOPECの定例総会が控えています。現状では現行の政策を維持するだろうとの見方が強いですが、減産ということにでもなれば価格上昇は必至です。

自宅のプロパンガス価格は下がっていますか?

CPが下落して400ドル台が続いていますが、皆さんの自宅のプロパンガス価格は下がっているでしょうか?プロパンガス会社はCPの上昇時は間髪入れずに販売価格を値上げしますが、下落時はあまり反応しません。下げたとしても微々たるものです。当協会の地域別適正価格を参考にしていただき、ガス会社の見直しも必要かもしれません。

この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会

代表理事 鈴木 秀男

  • 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。

1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。



戸建専用

ガス代最大50%安く!

料金診断へGO!
「中小企業からニッポンを元気にプロジェクト」公式アンバサダー郷ひろみ

戸建用ガス会社探しをお手伝い

月~金7:00~21:00
土日祝7:00~20:00
24時間メール受付