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2017年8月のCP

2017年8月CPは420ドルで7月比75ドル上昇

7月31日に8月のサウジアラムコCPが発表されました。7月の345ドルに対して420ドルで、75ドル(21.7%)上昇しました。

7月=345ドル/トン
8月=420ドル/トン(21.7%↑)

サウジアラムコCP推移
サウジアラムコCP推移

75ドル上昇は業界の予想外

8月のCPが前月比75ドル上がって420ドルになりました。

8月はまだ不需要期なので、一気に75ドルも上がるとは業界では予想していなかったようです。なぜ急騰したかというと、中国やインドからの需要拡大に牽引されているようです。

特にインドは、GDPの伸び率が2017は前年比7%超が予想され、新興国の中では最も経済成長が期待されています。中国の原油輸入量も増加しているようです。

また、米国産のプロパンガスのFOB価格であるMB価格(モントベルビュー市場価格)が上昇していることも影響しているようです。

さらに、サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は、7月24日にロシアのサンクトペテルブルクで開催されたOPECと非OPEC産油国の会合のあとで、サウジの原油輸出を8月は、前年同月比100万バレル引き下げて、日量660万バレルに抑えることを表明しました。

このこともCPの大幅上昇の一因になった模様です。

この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会

代表理事 鈴木 秀男

  • 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。

1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。



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