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2018年2月のCP

2018年2月CPは525ドルで1月比65ドル下落

1月31日に2月のサウジアラムコCPが発表されました。1月の590ドルに対して65ドル安の525ドルです。今後も、暖かくなるに連れて徐々に下がっていくものと思われます。

1月=590ドル/トン
2月=525ドル/トン(12% ↓)

サウジアラムコCP推移
サウジアラムコCP推移

ようやく下がり始めました

2017年の8月からずっと上がり続けてきたCPがやっと下がり始めました。

半年ぶりにCPが下がりました。2017年7月が345ドルで、その後は上げ続けて12月と2018年1月には590ドルまで上がり、600ドル直前まで行きましたがようやく歯止めがかかりました。

大手元売りの見通しでは、これから春から夏にかけて少しずつ下がり夏には400ドル台の中盤くらいまでは下がりそうです。

その後、秋になるとまた徐々に上げ基調になって、冬の需要期を迎えると600ドルくらいまでは上がる可能性が高いです。

今回値上げした各社が春以降値下げするか注視します

2017年の10月から値上げが始まり、11月、12月、1月と五月雨式にプロパンガス各社が値上げを実施してきました。さすがにもう値上げラッシュは終わりかと思った矢先、ある大手が2月検針分からリューベ当たり40円値上げするという情報が飛び込んできました。

2月のCPが65ドルも下げている中で「よくやるよ」という感じです。「各社色々値上げしているから何か少しくらいやっても構わないだろう」という、"どさくさまぎれ"を疑ってしまいます。

問題は、7月・8月頃になって450ドルとかになった時に値下げするかどうかですが、私の推測では多分どこも下げないと思います。下げないでおいて、秋になって580ドルとか600ドルになるとまたまた値上げするのだと思います。

このようなことを繰り返してばかりだから、プロパンガス業界は信頼をなくしてしますのだと思います。

逆に言えば、こんな業界だからこそ当協会のような団体が存在する意味が出てくるのだとは思いますが・・・。

この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会

代表理事 鈴木 秀男

  • 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。

1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。



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