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2020年1月のCP

2020年1月CPは565ドルで12月比125ドル高騰

12月30日に1月のサウジアラムコCPが発表されました。12月の440ドルに対して125ドル高騰して565ドルです。いきなり30%近くの高騰原因はまだ情報不足です。

12月=440ドル/トン
1月=565ドル/トン(28.4% ↑)

サウジアラムコCP推移
サウジアラムコCP推移

28.4%高騰も原因は現状不明

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

昨年1年間はCPが落ち着いていましたが、新年の5日に飛び込んで来たニュースにはビックリしました。いきなり125ドルも上がったのですから!

原因としては推測になりますが、中東情勢の緊迫化でしょうか?CPが決定されたのが12月の30日。でもイランのソレイマニ司令官が米国の空爆によって殺害されたのは新年の3日ですから、事件を受けてのCP決定でないことは確かです。

しかし、サウジアラムコの中枢が何らかの情報を事前に知っていて、近々事件が起こることを予測していた可能性もゼロではないかもしれません。

サウジアラビアもOPECも原油の高騰を熱望している訳ですから、何か要素があれば上げても不思議ではありません。

問題は米国・イラン問題が今後どうなるかです。イラン政府は報復を宣言しているし、トランプ大統領は報復されれば52カ所を激しく攻撃すると警告しています。

イランが報復をしないことを祈りますが、報復の可能性はかなり高いのではないかと懸念されます。もし現実になればCPも500ドル台では収まらずに、600ドルや700ドルも視野に入ります。

この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会

代表理事 鈴木 秀男

  • 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。

1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。



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