2024年6月のCP

2024年6月CPは580ドルで5月と同額

5月30日に6月のサウジアラムコCPが発表されました。5月の580ドルと同額の580ドル。5月のMB平均値は、4月の414ドルから52ドル下げて362ドルでした。

6月のCPは上昇要素と下落要素の拮抗で5月と同じ580ドル

中東の産ガス国の中でも出荷量の増減が全体として拮抗

OPECプラスの協調減産が継続していますが、サウジアラビアとクェートからのプロパンガスの出荷量は減少したようです。ただ、その減少分を補うような形でイランとカタールからの出荷量が増加したので、結果として中東全体からの供給はタイトにならずに済み、6月のCPが5月と同じ580ドルとなりました。

すべての商品は、需要が供給を上回れば市場価格が高騰し、逆に供給が需要を上回れば下落します。6月のCPは、需給のバランスが取れていたので価格変動がなかったということです。

MBは供給の回復と在庫増によって362ドルに下落

5月のMB平均値は、4月の414ドルから52ドル下げて362ドルでした。

米国市場は、今年の厳冬により停滞していたプロパンガスの供給が回復し、在庫も増加してきました。モントベルビューのプロパンガス価格はWTI原油価格の下げに連動して下落し、5月の平均値は362ドルでした。MBの平均値が400ドルを割ったのは5カ月ぶり、今年になって初めてです。