無償貸与契約
「無償貸与契約」のメリット・デメリットをしっかり理解しよう
プロパンガスの無償貸与契約というのは、いわゆるリースや銀行ローンと同じような仕組みですが、締結する前にメリットとデメリットを十分に理解して締結しないと、たとえ初期費用は抑えられても、トータルでは大きな出費になったり、様々なトラブルにつながる場合があります。
信頼できるガス会社と締結すれば有効な契約にもなり得ます
この契約についてはその仕組みをガス会社が前もってしっかりとお客様に説明する義務がありますが、残念ながらガス会社の中にはきちんと説明しなかったり、仲介する工務店やハウスメーカーも「ガス会社が無料で工事してくれるから・・・」などといい加減な説明で話を進めてしまうことがとても多いようです。
ガス会社との供給契約に当たっては、しっかり内容を確認して「無償貸与契約」を結ぶか「一括払い」にするか選択する必要があります。
メリット
- 建築時の初期費用の負担が抑えられるのでその分の予算を別の必要経費に充てられます。
デメリット
-
提供するプロパンガスの単価は契約内容に応じてその分上乗せされる場合がありますが、ガス会社によっては必要以上に割高な上乗せ額になる可能性があります。
配管工事費用の場合、一般的に上乗せ額は1立方メートルあたり約20円から50円程度ですが、中には100円も上乗せしてくる会社もあります。 - 契約の対象となる金額が実際の工事費用より割高に設定される場合があります。
- 契約期間内にガス単価が徐々に値上がりする場合も多いので、値上げに気付いた時点で別のガス会社に変更したいと思っても、途中で簡単にガス会社に変更することはできません(「プロパンガス解約時のトラブル」参照)。
なぜなら契約期間の途中でガス会社を変更する場合は、残りの契約年数によって計算される残金を一括で支払って精算する必要があるからです。
このように見ていくと、デメリットの方が多く、「無償貸与契約は恐ろしくて結べない・・・」と考えてしまいそうです。
しかし信頼できる優良なガス会社と契約すれば、デメリットはほとんど解消されます
一般の消費者の方が誰の力も借りずに「信頼できる優良なガス会社」を探すことは困難を極めます。 当協会では、そのような消費者の方が安心して「無償貸与契約」を結べるような優良ガス会社を会員に認定して、ご希望があれば無料でご紹介しています。
当協会には「ガス料金見守り保証」があり、会員ガス会社は協会の提示する適正価格を順守の上、不透明な値上げはしない約束になっています。
従って、契約するガス会社が「適正価格」を永続的に維持して、またガス単価の上乗せ額なども総合的に見て相応額であるならば、途中解約する必要は無く、この「無償貸与契約」は消費者にとってプラスになってもマイナスになることはないでしょう。
また、自己負担が大前提である都市ガスの導入と比較検討する場合においても、重要な選択要素になっています。
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