プロパンガス料金の平均や相場ってどれくらい?安くならないの?
プロパンガス料金の平均や相場と比べて、ご自宅のガス代はどれくらいなのか気になるという方は多いです。この記事では、相場や平均価格についてと、どのような仕組みで価格が決められているのかをご紹介します。
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プロパンガス料金の平均や相場はどれくらい?
まず、プロパンガスの料金は、使用量の多い少ないに関わらず、毎月固定で支払う『基本料金』に、ガスの使用量に応じてかかる『従量料金』を加えて算出されています。
基本料金も、従量料金を算出する元となる従量単価も、それぞれ販売店によって異なるので、エネ研・石油情報センターの公表するプロパンガス(LPガス)料金の全国調査をもとに割り出した基本料金と従量単価の平均から、プロパンガス料金を算出してみました。
基本料金 | 従量単価 | 基本料金+従量料金 | ||
---|---|---|---|---|
5m3使用の場合 | 10m3使用の場合 | 20m3使用の場合 | ||
1,943円 | 698円 | 5,433円 | 8,923円 | 15,903円 |
ただ、毎月どれくらいプロパンガスを使用するのかは、各家庭によって違います。そこで、世帯人数別の全国平均使用量からガス料金(基本料金+従量料金の合計)を算出したものが下記の表です。
家族人数別 | 平均使用量/月 | ガス料金(税込) |
---|---|---|
1人暮らし・2人暮らし | 6.5m3 | 6,480円 |
3人暮らし | 8.9m3 | 8,155円 |
4人暮らし | 11.3m3 | 9,830円 |
5人暮らし | 11.7m3 | 10,110円 |
6人暮らし | 12.0m3 | 10,319円 |
7人以上暮らし | 11.8m3 | 10,179円 |
この表から、多くの家庭でおおよそ7~12m3のプロパンガスを使用していることがわかります。ご自宅の世帯人数からプロパンガス料金を比較してみて、まずは相場観をつかんでください。
実際、お住まいのエリアごとに平均価格が変わってきます。詳しくは下記ページもご覧ください。
<関連記事>:プロパンガス料金の適正価格 2024
平均価格と比べ、ご自宅のプロパンガス料金の方がずいぶん安いという方は、この先読み進めていただく必要はありません。これ以上ガス代が安くなる可能性が低いからです。
逆に、平均価格と同じくらいだから安心!と思った方は、ガス代が安くなる可能性が非常に高いので、このあとの平均や相場価格のからくりについて読み進めてください。
また、下記よりお問い合わせいただければ、ご自宅のガス代がどれくらい安くなるのかお知らせできますので、ご連絡ください。
プロパンガス料金の平均や相場のからくり
プロパンガスの平均価格はあくまでエネ研・石油情報センターが、全国のLPガス販売店の『言い値』を平均した価格であり、平均価格だからが安いという意味ではないのです。
実は、プロパンガスは昔から自由料金制をとっていて、販売店が自由に価格を設定できることになっています。通常のビジネスとして考えれば、競争原理が働くので、多くの顧客を獲得するために安い価格で販売するガス会社も出てきて当然でしょう。
ところが多くの消費者は「プロパンガスは公共料金のようなもので値下げ交渉できない、交渉しても無駄」と思い込んでいる現状があります。
値上げしても文句を言われない状況を利用して、近隣エリアのガス会社が結託して、高値を保っているケースも多々あります。
そうなると、たとえ「平均」や「相場」といっても、これ自体が割高に設定されている価格ですから、比較対象としては適しません。
実はプロパンガス料金は平均や相場よりも安くなる!
それならば、平均価格や相場価格ではなく、何を目安にして自宅のプロパンガス代が高いのか安いのかを判断できるのでしょうか。そこでプロパンガス料金消費者協会が考案したのが「適正価格」という概念です。
この適正価格は、プロパンガスと都市ガスのカロリー(熱量)差に着目し、協会が独自に適正水準となる価格を算出しました。
都市ガス1m3あたりのカロリーが10,750kcalであるのに対して、プロパンガスは24,000kcalになります。
つまり、プロパンガスのカロリーは都市ガスの2.23倍なのです。そこで都市ガスの価格を約2.2倍したものをプロパンガスの「適正価格」と設定しました。
都市ガスと同じエネルギーでありながら、割高なプロパンガス料金を都市ガス並みに下げようという提唱です。
【適正価格】「プロパンガス料金消費者協会」考案のプロパンガス適正水準価格
プロパンガスと都市ガスの料金比較についての詳しい記事は、こちらも参考にしてください。
<関連記事>:プロパンガスと都市ガスの料金比較
ご家庭のプロパンガス料金が平均価格(相場)と同じくらいということは、適正価格ではない、つまり、今よりプロパンガス代が安くなる可能性があるということになります。
プロパンガス料金消費者協会にお問い合わせいただければ、適正価格で供給するプロパンガス販売店をご紹介します。ガス会社の変更で、平均30%ガス代を削減できますので、ぜひ一度ご相談ください!
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プロパンガス料金の平均や相場ってどれくらい?安くならないの?まとめ
プロパンガス料金の平均や相場はどれくらい?
プロパンガスの全国平均価格は、基本料金が1,943円、10m3使用した場合のプロパンガス料金は8,925円です※エネ研・石油情報センター2023年10月発表(2023年8月分)。詳細はこちら。
プロパンガス料金の平均や相場のからくりとは?
平均価格自体が割高な価格なので、今のガス代が平均価格や相場価格とほぼ同じという家庭なら、プロパンガス料金がもっと安くなる可能性があります。詳細はこちら。
プロパンガス料金は平均や相場よりも安くなるの?
プロパンガス業界では、価格競争が進まずに、割高な料金設定が当たり前になっています。プロパンガス料金消費者協会が提唱する「適正価格」で供給してくれるガス販売店に変更することで、プロパンガス代が平均30%安くなります。詳細はこちら。
<関連記事>:ガス会社の変更でガス代30%削減!
この記事の執筆者
パソコン教室講師/WEBライター
Tanaka
3人の子を持ち、日頃から節約意識も高いことから、ガス代がお得になる仕組みにどっぷりとはまっています。多くの人に役立つ記事を心がけています。
プロパンガス料金消費者協会
- ・1950年
- 群馬県伊勢崎市生まれ。
- ・1980年
- ソード株式会社(後の東芝パソコンシステム株式会社)に入社。
- ・2010年
- 一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会を設立して理事に就任。
- ・2011年
- 同代表理事に就任。現在に至る。
- ・2023年
- BSテレビ東京「マネーのまなび」で、不透明なプロパンガスの料金について取材を受け、番組内で解説。
設立当時、プロパンガスは都市ガスに比べて約1.8倍も高い状況にも関わらず、消費者が相談できる団体は皆無であった。そこで、鈴木は消費者の立場に立って、不透明なガス代について料金面から取り組む団体として協会を設立した。
それまで存在しなかったプロパンガス料金の“適正価格”の設定に奔走。大手供給業者の賛同を得て、設立10年足らずで”適正価格“を共通言語として全国展開を達成し、130社以上のプロパンガス会社とパートナー契約している。
現在はプロパンガスの”適正価格“の指標になる「CP速報」を毎月執筆し、ガス料金の適正価格での供給に貢献している。
プロパンガス料金消費者協会からのお知らせ
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一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会では、当協会の活動に必要なスタッフを募集しています。
詳細はこちらのURLをご覧ください。
https://www.propane-npo.com/recruit/