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電気・ガス併用新時代

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電気とLPガス比較!風呂のお湯を沸かす時のコストは?

電気とプロパンガスはどちらがお得?お湯を沸かすコストや給湯器本体の費用を比較します。電気とガスの違いを知り、どちらがお得か見極めましょう。

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電気とプロパンガス、お湯を沸かすコストはいくら?

ではさっそく、浴槽に毎日40℃のお湯を200リットル沸かした場合、1か月でいくらかかるのか、見ていきましょう。

・・・衝撃の結果はこちら!!

(1)お風呂のお湯を(30日間)200リットル溜めた場合のコスト比較

※価格:税込み

エネルギー 1か月のコスト
プロパンガス
「適正価格」
3,540円
電気 4,800円
プロパンガス
「平均価格」
7,140円

なんと、「適正価格」のプロパンガスでお湯を沸かす場合が一番安くなりました。ダントツです。

同じプロパンガスでも金額に2倍もの差があるのは不思議ですね!

・・・そもそもプロパンガスの「適正価格」と「平均価格」って何?

と思っていませんか?そんなあなたに「電気料金」、プロパンガス「適正価格」と「平均価格」が何を指すか、簡単に説明します。

まず、このページでの電気料金は、オール電化住宅向けの「夜間割引料金適用」プランではなく、電力自由化前から契約者が多い東京電力の「従量電灯B」プランを指します。

次に、プロパンガスについてです。

プロパンガスの料金には、「適正価格」と「平均価格」の2種類があります。

  

プロパンガスの料金は、エリアやガス会社によって料金プランが異なり種類が非常に多くあるため、ここでは「一般社団法人 日本エネルギー経済研究所 石油情報センター(以下、エネ研・石油情報センター)」が公表している記載価格を「平均価格」と呼びます。

  

プロパンガスの「適正価格」は、「一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会」が独自に設定した価格です。

  

プロパンガス「平均価格」は、都市ガスと比較すると2倍ほど高くなっていますが、同じ家庭用ガスでこれだけ価格差があるのは大問題だと考え、「適正価格」が実現しました。

       

<関連記事>:LPガスの平均価格と適正価格の違い

             

<関連記事>:プロパンガス料金の適正価格 2024

     

表(1)の金額差に驚かれた方、今すぐ見積もり依頼をご相談ください!

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では、表(1)のコストをどのように算出したか、1リットルあたりのコストを表(2)にしました。

(2)お湯1リットル沸かす際の電気とプロパンガスのコスト比較

※価格:税込み

エネルギー コスト/1リットル
プロパンガス
「適正価格」
0.43円
電気 0.80円
プロパンガス
「平均価格」
0.88円

1リットルあたりの料金は、それぞれどのように算出しているのでしょうか?

1リットルを年間平均水温17度から40度に上昇させるのに必要なガス量(電力量)から料金を算出。※ガスは埼玉県の価格で計算。

 
 
プロパンガス「適正価格」

・ガス量 = 必要な熱量 23Kcal ÷ プロパン発熱量 24,000Kcal = 0.000958m3

・ガス量 ÷ 燃焼効率 70% = 0.000958m3 ÷ 0.7 =0.0014m3

適正価格:308円※1 × 0.0014m30.43円


※1「プロパンガス料金消費者協会」埼玉県適正価格(2024年1月現在)

 
 
電気

・電力量 = 必要な熱量 23Kcal ÷ 電気発熱量 860Kcal = 0.02674kWh

電気:30円※2 × 0.02674kWh = 0.80円


※2:東京電力・従量電灯B電気単価(2024年1月現在)

 
 
プロパンガス「平均価格」

・ガス量 = 必要な熱量 23Kcal ÷ プロパン発熱量 24,000Kcal = 0.000958m3

・ガス量 ÷ 燃焼効率 70% = 0.000958m3 ÷ 0.7 =0.0014m3

平均価格:627円※3 × 0.0014m30.88円


※3「エネ研・石油情報センター」埼玉県平均価格(2023年10月現在)

※ガスの燃焼効率は70%として算出

お風呂の浴槽にお湯を溜める場合、一般的に1回で約180~200リットルの水を使用する場合が多いです。

仮に200リットルのお湯を沸かした場合で比較すると下記のようになります。

(3)お風呂のお湯200リットル溜めるのにかかる費用

※価格:税込み

エネルギー コスト/200リットル
プロパンガス
「適正価格」
0.43円×200L=86円
電気 0.80円×200L=160円
プロパンガス
「平均価格」
0.88円×200L=176円

上記(1)~(3)の表からもわかる通り、プロパンガス「適正価格」と「平均価格」では2倍近くもコストに差があります。

電気は、プロパンガス「平均価格」に近い価格ということがわかりました。電気代は近年高騰しており、夜間割引料金も含めて「電気は安い」は既に過去の話になっています。

       

<関連記事>:電気と都市ガスの料金が高い!これからどうなる?

     

繰り返しになりますが、エネ研・石油情報センターが発表するプロパンガス「平均価格」は、一般に販売されている割高なガス料金の平均値です。

それに対して、プロパンガス料金消費者協会が設定する「適正価格」は、都市ガス料金の1.2倍を基準にしており、「適正価格」のプロパンガス会社を利用すれば、平均30%ガス代を削減することが期待できます。

環境に優しく、災害にも強いプロパンガスですが、「平均価格」だと電気料金と比較して割高な料金ゆえに敬遠されがちです。しかし、「適正価格」で使用することができれば非常に安くなり、大きなメリットになります。

では、プロパンガスを適正価格で利用するにはどうしたら良いのでしょうか?

それは、適正価格で供給し続けてくれるガス会社と契約すること。

「でも、どうやって探せば良いの?」
「ガス会社の変更ってどうやるの?」

こう感じたあなた、まずは一度ガス料金について協会にご相談ください!

次章では、プロパンと電気の給湯器を比較しますが、コスト面では驚きの結果になりました。

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電気とプロパンガスの給湯器比較

続いて、家庭の光熱費削減に大きく影響する「プロパンガス給湯器」と「電気給湯器」それぞれの特徴を解説します。

プロパンガス給湯器の特徴

ガス給湯器は、水道の蛇口をひねると瞬間的にバーナーに着火します。熱交換器で水を加熱する仕組みなので、電気給湯器のような湯切れは起こらず、必要な時に必要なだけお湯を沸かすことができます。

プロパンガス給湯器には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

<プロパンガス給湯器>

メリット ・スペースを取らない
・湯切れの心配がない
・水圧が安定する
デメリット ・平均価格だとガス代が非常に高くなる
・凍結対策が必要な場合がある

ここ最近では、通常のガス給湯器よりも省エネを実現した「エコジョーズ」と呼ばれる給湯器が普及しています。

「エコジョーズ」の特徴を一言で説明すると、「熱効率が高く、少ないガス量でお湯を沸かすことができる」ということです。従って、一般のプロパンガス給湯器よりも使用量を約12%も抑えることができます。

つまり、ガスの請求額が1万円なら、1,000円以上も節約になるということです!

電気給湯器の特徴

電気給湯器には、電熱ヒーターでお湯をつくる「電気温水器」と、大気中の熱を使ってお湯をつくる「エコキュート」の2種類があります。同じ電気の給湯器でも、家計や環境を考えると「エコキュート」を選択する家庭が多いです。

では、電気の給湯器のメリットとデメリットはどのようなことがあるのでしょうか?

<電気給湯器>

メリット ・火災の心配がない
・排気を出さず環境に優しい
・非常時に貯湯タンクのお湯が使える
デメリット ・湯切れの心配がある
・大きな設置スペースが必要
・お湯は飲用に適さない

電気とガス、それぞれ給湯器の特徴がわかったところで肝心の本体費用はどうなのでしょうか?驚きの価格差はこの後です!

驚きの価格差はこの後です!

電気とプロパンガスの給湯器コストは?

ここでは世間一般的に普及が進んでいる「プロパンガスのエコジョーズ」と「電気のエコキュート」のコストを比較します。

こんなにも差があるのかと、驚愕する人が非常に多いです。

さっそく比較表を見てみましょう。

<電気給湯器>

エネルギー 費用
ガスのエコジョーズ
(本体+工事費)
約30万円
電気のエコキュート
(本体+工事費)
約60万円

つまり、エコジョーズのほうが断然安いことがわかります。

メーカーによっても機能の有無や本体の価格も変動しますが、LPガス用のエコジョーズのコストは電気のエコキュートに比べて約半分の費用に収まっています。

また、電気の場合、住まいの環境によっては、200V電力配線や基礎工事も必要になる場合があります。ランニングコストと初期コスト両方安く済ませたいという方は、「適正価格」でプロパンガスを使うことがベストな選択といえます。

最後に、オール電化について少し触れておきます。

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オール電化と電気・プロパンガス併用はどちらがオススメ?

結論から言うと、「電気・プロパンガス併用」が断然オススメです。

オール電化が割安だったのは昔の話で、東日本大震災以降はオール電化の一番のメリットである「深夜電力プラン」も値上げが繰り返されました。

どれくらい値上がりしたかというと、実に4倍以上も高くなってしまいました。理由は主に2つあります。

1つ目は、深夜電力が安くなる仕組みに深く関係する原子力発電所がほとんど稼働停止してしまったこと。

2つ目は、現在主流の火力発電所のメイン燃料の液化天然ガスがウクライナ情勢等の影響により高騰しました。

※出典: Replan(リプラン)|vol.009/電力自由化!電気の歴史を振り返ってみよう
※出典:東京電力|スマートライフS

「電気・プロパンガス併用」が断然オススメな理由は、他ページでもご紹介しています。ぜひご一読ください。

       

<関連記事>:オール電化の電気代が高い3つの原因と有効な対策

             

<関連記事>:オール電化で新築するよりプロパンガス・電気併用への変更がお得!

     

当協会なら簡単にオール電化からプロパンに切り替えできます!

当協会では、「プロパンガス料金を平均30%削減」というテーマで、年間約8,000人、累計約11万人以上の消費者に対して、ガス会社の見直しをサポートしてまいりました。

昨今の物価上昇から、オール電化世帯で「電気代が家計を圧迫して困っている」という消費者に対して、オール電化からプロパンガスへの乗り換えもフルサポートしております。

プロパンガス料金消費者協会が選ばれる理由

 

このようなお考えの人にオススメです。

  
       
  • 現在契約しているLPガス料金が高いと感じている。
  •    
  • 対応がよくないのでLPガス販売店を切り替えたい。
  •    
  • 費用をかけずにガス料金を節約したい。
  •    
  • 値上げ通知が届き納得いかないが対応策がわからない。
  •    
  • 面倒な手続きを任せられるサービスがあれば知りたい。
  •   

LPガスを適正価格でご利用いただくために最善を尽くします。お気軽に相談窓口にお問合せください。

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<関連記事>:プロパンガス料金相談窓口

     
 
  

この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会

副代表理事 鈴木 涼太

  • 2016年3月 当協会にコンサルタントとして参画
  • 2019年4月 シニアコンサルタントに就任
  • 2021年5月 副代表理事に就任

大学時代に英国カンタベリー・ケント大学(Canterbury - University of Kent)へ2年間留学。
日本を代表する大手IT企業を経て、LINE株式会社のグループ企業にて検索エンジンの開発・運営に従事。当協会に参画後、プロパンガス料金の適正化の活動に尽力している。
プロパンガス料金の専門家として5年間で2,000人以上の悩みを解決し、相談者から高い評価を得ている。

〈監修者〉 監修者
一般社団法人
プロパンガス料金消費者協会
代表理事 鈴木 秀男
・1950年 
群馬県伊勢崎市生まれ。
・1980年 
ソード株式会社(後の東芝パソコンシステム株式会社)に入社。
・2010年 
一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会を設立して理事に就任。
・2011年 
同代表理事に就任。現在に至る。
・2023年 
BSテレビ東京「マネーのまなび」で、不透明なプロパンガスの料金について取材を受け、番組内で解説。

 設立当時、プロパンガスは都市ガスに比べて約1.8倍も高い状況にも関わらず、消費者が相談できる団体は皆無であった。そこで、鈴木は消費者の立場に立って、不透明なガス代について料金面から取り組む団体として協会を設立した。

 それまで存在しなかったプロパンガス料金の“適正価格”の設定に奔走。大手供給業者の賛同を得て、設立10年足らずで”適正価格“を共通言語として全国展開を達成し、130社以上のプロパンガス会社とパートナー契約している。

 現在はプロパンガスの”適正価格“の指標になる「CP速報」を毎月執筆し、ガス料金の適正価格での供給に貢献している。

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