「乾太くん」どこで買うとお得？購入先の特徴も紹介

ガス会社

現在契約しているガス会社に依頼するのが一般的です。ガス会社としては、乾太くんを使うことでガスの使用量が増えることを見越して、本体価格を安く販売してくれる可能性が高いです。

乾太くんの設置工事には、ガスや排湿筒などの専門の資格が必要ですが、ガス会社ならガスの専門技術者が対応するので、安全性が確保されます。また、乾太くんの購入から設置まで一貫して対応してくれるので、手間も省けます。

工務店やハウスメーカー

新築の場合であれば、工務店やハウスメーカーに依頼することもできます。設計段階で乾太くんの設置を決めれば、乾太くんのサイズと設置位置に合わせた家事導線、棚の配置など無駄なく設計できるのがメリットです。

知っておくべき点は、工事を担当するのはあくまでガス会社ということです。自分で指定しない限り、自動的に提携しているガス会社に決まってしまいます。

ランニングコストを抑えるためにも、適正価格のガス会社を自分で見つけ、基礎工事が始まる前に建築会社に伝えるべきです。

また、本体価格と設置工事費用を建築費用に含めてしまうと、費用が適正なのか判断がしにくいです。建築費用とは別に単独の見積もりを依頼すると良いでしょう。

リフォーム会社

リフォーム会社への依頼は、乾太くんの設置と同時にリフォーム工事を考えている方におすすめです。ただし、リフォーム会社といっても水回りや内装、外壁など得意分野が異なるので、乾太くん設置に伴うリフォームに強い会社を探すことが肝心です。

また、新築と異なりリフォーム工事には図面がないことも多いです。現状を確かめながら作業するので、リフォーム会社の選定は経験値や実績も大事なポイントです。

ほかにも、リフォームは新築設置に比べて費用が高い傾向にあります。複数の会社から相見積もりを取得して比較しましょう。費用が安い場合は保証やアフターサービスが付いていないこともあるので覚えておいてください。

ネットショップ

安く購入する一番手軽な方法です。家電量販店や料金比較サイト、Amazonや楽天市場などで一番安い商品を購入することができます。ポイント還元を実施しているサイトも多いのでコスト重視の方に向いています。

ただし、乾太くんの設置工事が別途になっているケースが多いので、自分でガス会社を探す必要があります。本体を安く購入できても、設置工事や備品の購入をバラバラにするとトータル費用が高くなるので注意しましょう。

不安な方は、設置工事や備品が含まれたセット購入をおすすめします。

乾太くん設置に必要なスペースがあるか

乾太くんは機種によってサイズが異なります。スタンダードタイプの3、5、8㎏タイプの幅と高さ、デラックスタイプの6、9kgタイプは幅と高さは同じですが、それぞれ奥行が違います。

設置するには防火上、両サイドと上部に4.5㎝のスペースの確保が必要です。10cm以上の空間を空けることで適切な通気と冷却が可能になります。

スペースの確保のほかにも、排気ダクトの取り付け位置／電源コンセントとガス栓の位置／使いやすさなどを考慮することが大切です。必ず、設置業者に現場調査を依頼しましょう。

室内に置くか屋外に置くか

乾太くんは、屋内を想定した設計になっているので、洗濯機の近くに設置するのが理想的ですが、雨が直接かからない場所で、防火上必要な離隔距離の確保ができれば、屋外に設置することも可能です。

その場合、雨・風にさらされると劣化が進んでしまうため、ベランダや軒下、カーポートなどがおすすめです。洗濯物を外まで運ぶ手間はかかりますが、室内が狭くならないのがメリットです。

都市ガスかLPガスの契約が必要

乾太くんを設置するには、都市ガスまたはLPガスの契約が必須です。現在ガスを利用している場合は継続するのが自然な流れですが、乾太くんを使用するとガス代がかさむため、設置を機に安いガス会社への切り替えを検討するといいでしょう。

都市ガスより料金が高いといわれるLPガスですが、適正価格のLPガス会社に移行することで都市ガス並みの料金で使うことができます。また、オール電化住宅でも乾太くんの設置は可能です。LPガスなら大掛かりな工事は不要なので、ガス会社に相談してみるとよいでしょう。

乾太くんの本体価格

乾太くんは基本的な機能を持ったスタンダードタイプと、大容量で運転音低減など多機能を備えたデラックスタイプの2種類があります。

一般的にメーカー希望小売価格から20～30％以内の割引があると考えると、3～5kgのスタンダードタイプであれば8～15万円、6、9kgのデラックスタイプは14～19万円が相場でしょう。

乾太くんの設置工事費

乾太くんを設置するための工事には、本体取り付け、排湿筒（ダクト）設置があります。そのほかに部品やオプション品も必要です。スタンダードタイプは15万円前後、デラックスタイプは20万円前後が相場でしょう。各項目を確認していきます。

✓ 本体取り付け工事費：20,000～30,000円

一般的に専用台を用意し洗濯機の上に乾太くんを設置するケースが多いです。場所によっては工事が複雑になるため、費用がかさむ場合があります。

✓ 排湿筒（ダクト）設置工事：20,000～40,000円

室内で乾太くんを利用する場合は排湿筒が必須です。乾太くんから出る湿気を屋外に放出するためです。ただし、屋外に設置する場合は自然放出できるので壁に穴を開ける必要ありません。

排湿筒の設置パターンは主に以下の3つです。

✓ ガス配管工事（LPガスの場合）：30,000～70,000円

設置経路によるガス配管の長さによって費用が異なります。1ｍにつき1万円以内が相場で、一般的な家庭の場合、新規設置のガス配管は7ｍ程度です。すでにLPガスを利用している場合なら3万円以内で収まるパターンが多いようです。

なお、都市ガスの引き込みは1mにつき1～2万円が相場です。

✓ オプション費用：20,000円～

乾太くんの機種や設置環境によって異なりますが、限られたスペースを最大限に活用するには専用台がおすすめです。

リンナイが推奨する専用台には低、中、高と洗濯機の上に設置する位置が異なるタイプがあり、価格は約2～3万円です。ネットで購入すればリーズナブルに入手することも可能です。

これらの費用は、環境・条件によって異なります。あくまで目安の参考としてください。