初めての一人暮らしや、家族が増えて二人暮らしになるなど光熱費の相場が知りたいという場合の目安をまとめました。また、光熱費をもっと減らしたいというご家庭向けに、おすすめの方法をご紹介します。
光熱費とは
家庭の生活で必要なエネルギーにかかる費用を光熱費と呼びます。近年、各家庭によって使用するエネルギーが多様化しているため、比較が難しくなっています。光熱費合計でどのくらいかかっているのかを見ていくと、比較しやすいでしょう。
電気料金
電気料金は、使用してもしなくても支払う必要のある基本料金と、1kWhあたりの単価x使用量を合わせたものに燃料費調整額の増減があります。さらに、再生可能エネルギー発電促進賦課金を加えたものが電気料金となります。
従来はエリアごとに使用する電力会社が決められていて、選択することはできませんでしたが、2016年の小売全面自由化以降、消費者は新電力会社を含めさまざまな料金プランを自由に選択できるようになりました。
水道料金
水道料金は、自宅エリアの公共料金として、市町村などが独自に単価を決めています。内訳は、基本料金と使った分の従量料金を合わせた金額です。これには下水道料金も含まれます。
実は、この水道料金に大きな差があることをご存じの方は少ないのではないでしょうか。20m3使用した場合、日本で最も水道料金が安い地域と高い地域では、月々5,000円近くの差が生じます。
ガス料金
料理やお風呂の給湯などに使用するガス代も光熱費に含まれます。家庭用で利用されるガスには、プロパンガスと都市ガスの2種類があります。
都市ガスの小売全面自由化は2017年から行われ、価格競争が進んでいますが、プロパンガスが昔から自由料金制だったことはあまり知られていないかもしれません。
次の章では、光熱費の中でも高いと感じる人の多いプロパンガス代を安くする方法をご紹介します。
光熱費をグンと安くする方法とは
光熱費の中でもガス代の場合、都市ガスとプロパンガスでは料金のしくみに大きな違いがあります。プロパンガスを使用しているご家庭なら、グンと安くできる方法があるんです!
先ほどもお伝えしたように、プロパンガスは、元々から自由料金制でしたから、ガス会社が自由に価格を決めることができます。
自由料金であるならば、新規顧客を獲得するために価格競争が進んで安くなってもおかしくないのですが、プロパンガス業界では、同業者同士が互いの顧客を取り合わないという暗黙のルールが根強く残って、値下げはせず高止まりした価格を継続してきたのです。
そうした環境を打破するため、プロパンガス料金消費者協会は、プロパンガスの適正価格を独自に設定し、協力を得られるガス会社を全国に拡大してきました。
適正価格でプロパンガスを供給するガス会社に変更すれば、光熱費の中でとび抜けて高いと感じるプロパンガス代を節約できるかもしれません。
ご家庭のプロパンガス代が高くて困っているという方は、ぜひ一度ご相談ください。
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光熱費の平均とは